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【最高に運転が楽しいクルマ|シトロエンDS】次元の異なるファントゥドライブが味わえる、時空を超えた存在(森口将之)


フランス車通として知られる森口将之さんが選んだ「運転が楽しいクルマ」の第1位は、シトロエンDS。なんと、6台もシトロエンを乗り継ぎ、現在はGSを愛車とする森口さんだが、その中でも最も楽しさを味わえるのがDSなのだという。




TEXT●森口将之(MORIGUCHI Masayuki)

第3位:シボレー・カマロ(3代目)「ユルユル回してドロドロ流すのが心地良い」

やっぱりベスト3の中にアメリカ車は入れておきたい。2輪のハーレーダビッドソンと同じで、楽しさのひとつとして評価してあげたいから。




でもアメリカ車ならなんでもというわけではもちろんない。ビッグV8を味わいながら流せる大きめのクーペで、たまに大トルクでお遊びしたいので後輪駆動は必須。となるといまも思い出すのが3代目のシボレー・カマロだ。




当時ヤナセが輸入していたのは、スタンダードのスポーツクーペでも5リッターV8、でもパワーは200ps以下という、今じゃ考えられないスペック。




無理に力を絞り出していないからこそ、ユルユル回してドロドロ言わせながら流すのが、とにかく心地よかった。シンプルでシャープなデザイン、大きなリアゲートによる使いやすさもお気に入りだった。

1982年に登場した、3代目のシボレー・カマロ。スポーツクーペ(写真)と高性能版のZ28、さらに最強バージョンのIROC-Zがラインナップしていた。

第2位:ロータス・ヨーロッパS2「サーキットの狼ではなく、牧場の牛追い狼」

運転が楽しいスポーツカーといえばまず思い出すのがロータス。セブンやエリート、エランからエリーゼまでいろいろ乗せてもらった。その中でのベストはヨーロッパのS2、つまりロータスツインカムではなくルノーのOHVを積んだヤツだ。




ライトウェイトボディとしなやかなロータス足のコンビは、軽快きわまるのにロードホールディングは異次元。それを恐ろしく低いコクピットで、背もたれを傾けたシートに収まり味わっていると、まるで自分がF1パイロットになったような気分。




もちろんそのときに背後から響いてくるのはルノーエンジンの牧歌的なサウンドなのだが、そのミスマッチ感がまたいい。僕にとってのヨーロッパはサーキットの狼ではなく、牧場の牛追い狼なのである。

ロータス初のミッドシップ市販モデルとして1966年に登場したヨーロッパ。写真は、72年に登場した最終モデルのスペシャルで、126HPのロータスツインカムを搭載していた。

ヨーロッパ スペシャルはアルミホイールを標準装備。また、ボディにはピンストライプがあしらわれ、サイドシルがシルバーにペイントされているのも特徴。

第1位:シトロエンDS「人とクルマがともに高みを目指していく瞬間が味わえる」

多くの人が思い描くファントゥドライブとはまったく違うアプローチで、クルマを操る楽しさを提供するシトロエン。僕はその世界にすっかりハマってしまって、いま持っているGSが6台目になる。




でも楽しさでいえばGSよりもDSだろう。GSもハイドロニューマチックのサスペンションやブレーキは備わっているが、同じ油圧を使った2ペダルドライブのトランスミッションは、シトロエンの中でもこれだけだから。




ステアリングの向こうに直立したレバーを介しての変速は独特の感触。でも工夫していくと水を得た魚のように路上を泳ぎ出す。峠でスポーツカーに鞭を当てるときのように、人とクルマがともに高みを目指していく瞬間が味わえるのだ。




しかもそれが、街中を法定速度内で走っていても堪能できる。そこまで考えてこのクルマが作られたのであれば、まさに時空を超えた存在である。

1955年にパリサロンで発表されたシトロエンのFFビッグサルーン。発売初日に1万2000台の注文が殺到したという逸話も。67年にマイナーチェンジを行い、ヘッドライトが丸型2灯からガラスカバー付きの4灯(写真)に改められた。

DSのハイドロニューマチックシステムは、サスペンション、パワステ、ブレーキ、トランスミッションを油圧で制御する。

『運転が楽しいクルマ・ベスト3』は毎日更新です!




クルマ好きにとって、クルマ選びの際に大きな基準となるのは、


「運転が楽しいかどうか」ではないでしょうか。




とはいえ、何をもって運転が楽しいと思うかは、人それぞれ。「とにかく速い」「速くないけど、エンジンが気持ち良い」「足周りが絶品」などなど、運転を楽しく感じさせる要素は様々です。




本企画では、自動車評論家・業界関係者の方々に、これまで試乗したクルマの中から「運転が楽しかった!」と思うクルマのベスト3を挙げてもらいます。




どんなクルマが楽しかったか。なぜ楽しいと感じたのか。それぞれの見解をご堪能ください。




明日の更新もお楽しみに!
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