2月25日、ホンダの航空機事業子会社「ホンダ エアクラフト カンパニー」は、「HondaJet」の2020年におけるデリバリー数が31機となり、小型ジェット機カテゴリーにおいて4年連続で世界第一位を達成したことを発表した。
「世界中の多くのお客様からクラストップの性能や快適性、そして高い信頼性を評価していただいた結果です」(藤野社長)
2020年は、パキスタンとロシアでの型式証明を取得するなど、グローバルでの展開をさらに拡大。また、HondaJetサービス・サポートネットワークのさらなる強化に向け、英国に新たなサービスセンターとフライトトレーニングセンターを設けたほか、米国ノースカロライナ州グリーンズボロ市にある本社敷地内では、HondaJet Eliteの主翼組み立ておよび各種スペアパーツなどを格納する新ハンガーの建設が完了し、今年1月より稼働を開始した。
さらに、日本での活動においては、今年2月より国内での現地ディーラーであるHondaJet Japanが一般顧客に向けたチャーターサービスの提供を開始。これにより、HondaJetをより身近に利用できる体制が整った。
このたびの発表に際し、ホンダ エアクラフト カンパニーの藤野道格取締役社長はこのように述べている。
「新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、ビジネスジェット市場全体のデリバリー数は大きく減少しましたが、HondaJetのデリバリー数は、2020年後半にはほぼコロナ禍前のレベルにまで回復し、4年連続でクラスNo.1を達成することができました。これは世界中の多くのお客様からクラストップの性能や快適性、そして高い信頼性を評価していただいた結果です。今後もさらに多くの方々にHondaJetを利用していただく努力を重ね、世界のビジネスジェット市場の活性化に貢献していきたいと思います」
HondaJetは現在、北米、欧州、中南米、東南アジア、中国、中東、インド、および日本で販売されており、170機以上のHondaJetが世界中で運用されている。