ポルシェといえばRRのスポーツカー、911が永遠のアイコンだ。ところが、現在のポルシェを支えているのは、RRでもミッドシップでもなくフロントエンジンのSUVなのだ。2020年は、ここに電気自動車入ってきた。タイカン(TAYCAN)である。

ポルシェ911系の北米での2020年販売台数は8840台。全体の15.4%だった。

ポルシェの2020年、北米販売台数が発表になった。

2020年にアメリカで売れたポルシェは、5万7294台。前年比7%減である。いかにポルシェといえども新型コロナウイルスの影響を受けずには済まなかったということだ。

電気スポーツカーであるタイカンが4414台も売れた!

2020年のポルシェのセールスで特筆すべきは、「タイカン」である。ご存知のとおりタイカンは電気自動車(バッテリーEV)である。この電気スポーツカーのタイカンが2020年、4414台もアメリカで売れたのである。

2019年 PORSCHE SALES DATA in USA 右下のグレーの部分がタイカン。2019年は130台だった。

2020年 PORSCHE SALES DATA in USA

ポルシェ・マカン系は2020年に1万8631台売れた。ポルシェでもっとも売れたのがマカンである。

こうしてみると、なかなか興味深い。

カイエンとマカンのSUV2モデルが全体に占める割合は

2019年 67.7%

2020年 64.1%

718ボクスター/ケイマン系は3447台。タイカンより売れなかったのだ。

911と718系のピュアスポーツカーの占める割合は

2019年 21.7%

2020年 21.4%

パナメーラは3870台。タイカンにもっとも台数を喰われてしまったのがパナメーラのようだ。

パナメーラの占める割合は

2019年 10.8%

2020年 6.8%



となっている。ピュアスポーツカーのシェアはほぼ変わっていない。

ということは、従来のSUV、パナメーラの層がカイエンを買っている、と分析できる。

ちなみに、タイカンの4414台という数字を他のスポーツカーと比較してみると

同じく電気自動車の

トヨタ・スープラ:5887台

アウディe-tron:5919台

アウディe-tron sportback :1283台



レクサスRC:3808台

レクサスLC:1325台



アウディR8:581台

日産GT-R:331台

アウディi8:191台

アキュラNSX:128台



となっているので、タイカンはいかに売れているかがわかる。

「スポーツカーもEVの時代」は案外近い将来に来るのかもしれない。

情報提供元:MotorFan
記事名:「 なんと! アメリカではポルシェは718(ボクスター/ケイマン)よりタイカンの方が売れている!そしてカイエンとパナメーラで64%を占める