2020年の北米トヨタ(TMNA)のセールスデータが発表になった。新型コロナウイルスの影響により、販売台数は211万2941台で前年比11.3%減。しかし、RAV4は4年連続ベストセラーSUV、カムリは19年連続ベストセラー乗用車となるなど、未曾有の状況の中、トヨタの底力が感じられた1年でもあったといえるだろう。では、北米トヨタで3番目に売れたクルマはなんだったのか、お分かりになるだろうか?
2020年の北米トヨタの販売台数は211万2941台、前年比11.3%減
北米トヨタ(TMNA=Toyota Motor North America)が、2020年1-12月のセールスデータを発表した。トヨタとレクサス、両ブランドを合わせた年間販売台数は211万2941台。2019年の年間販売台数が238万3349台だったので、台数ベースでは11.3%減ということになる。
【2020年・年間販売台数】
トヨタ・ブランド:183万7900台(前年比11.9%減)
レクサス・ブランド:27万5041台(前年比7.7%減)
合計:211万2941台(前年比11.3%減)
2020年の年央は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、北米工場の生産がストップしたり、地域によっては販売店が営業できなかったりする時期があり、販売台数は一時大きく落ち込んだ。ところが、夏以降、販売台数はV字回復。2020年12月の数字を見てみると、北米トヨタの販売台数は24万9601台(前年比20.4%増)という好調ぶり。2020年で最高の月となった。
【2020年・12月販売台数】
トヨタ・ブランド:21万1378台(前年比22.9%増)
レクサス・ブランド:3万8223台(前年比8.2%増)
合計:24万9601台(前年比20.4%増)
新型コロナウイルスに関してはワクチン摂取が始まるなど、感染拡大に向けて明るい材料も出てきている。2021年も、このまま好調なセールスが続くことを期待したいものだ。
北米トヨタの販売ランキング、1位はRAV4、2位はカムリ、3位はタコマ
さて、ここから先は2020年に北米でどんなトヨタ車が売れたのかをチェックしてみよう。まずは、トヨタ・ブランドからだ。ベスト10のうち、5台が日本未導入の車というのがおもしろい。日本と北米では、マーケットの特性が異なることがよくわかる。
そして、記事タイトルの質問の答えだが、北米トヨタで3番目に売れたクルマはタコマ。全長5m以上のピックアップトラックが年間23万台も売れるのだから驚きだ。
レクサス・ブランドはどうだろうか。こちらは年間販売台数・ベスト5をご紹介しよう。5台中3台がSUVという点に注目したい。