フォルクスワーゲンは、今年の初めに発表された新型ゴルフGTIの高性能モデル「GTIクラブスポーツ」を発表した。最高出力は300psと標準のGTIと比べて55psパワフルになっている。
クラブスポーツの出力は300ps(221kW)で、新型ゴルフGTIの新しいフラッグシップモデルとなる。強化されたターボチャージャー付きエンジン、完全に接続された新しいランニングギア、新しいニュルブルクリンクドライビングプロファイルを備えたゴルフGTIクラブスポーツは、FFスポーツカーの新しいベンチマークとなるだろう。
エクステリアデザインはGTIの通常モデルをベースにしつつも、さらにアグレッシブでスポーティな印象が与えられている。フロントはバンパーの下部が大きく開き、GTIモデルに典型的なハニカムデザインのラジエーターグリル はより大きな空力に耐えられるように設計されている。リヤは、ゴルフGTIクラブスポーツ専用に装備されたルーフスポイラーが目を引くデザインだ。フロントスポイラーとリヤウィングは単なるデザインではなく、スポーツカーのダウンフォースを大幅に増加させている。
また特殊なディフューザーの採用やボディを10mm下げサイドシルを広くすることで、全体的なスポーティな印象を高めているという。
卓越したドライビングダイナミクスを強化するため、ゴルフGTIクラブスポーツの細部の多くが強化された。300ps(221kW)と400 Nmのトルクを発生する、さらに機敏な2.0ℓターボエンジンには新しいスポーツランニングギアが組み合わされている。また0-100km/h加速を6.0秒以下、最高速度は250km/hだという。
メガーヌR.S.やシビックタイプR、最近ではBMWもFFホットハッチの世界に参入してきた。今回発表されたゴルフGTIクラブスポーツは数ある強豪の中でどれほど持ち味を示せるか楽しみだ。