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「Zらしさ」とは? 次期日産フェアレディZ・プロトタイプと初代S30型240Zを並べて見る。


次期フェアレディZのプロトタイプが発表された。S30型初代フェアレディZへのオマージュがはっきりとわかるレトロモダンなボディデザインがファンにはたまらない。では、その元ネタとなっているS30型と並べて眺めたらどうだろうか?


PHOTO◎井上 誠(INOUE Makoto)

歴代「Z」へのオマージュが各所に見えるが、とくにS30型(初代フェアレディZ)のシルエットやフロント&リヤのアイコニックなモチーフを引き継いだのが特徴だ。


初代DUTSUN 240Zは1969年の販売開始から1978年までの10年間に世界で約55万台を売った大ヒットスポーツカーだったのだ。

上が初代(S30型)フェアレディ240Z、下が次期型プロトタイプ(以下同様)

どこから見ても新型プロトは「Zカー」に見える。それは、もっとも「Z」らしい初代S30型のデザインを引き継いでるからだろう。




ここでは、S30型と新型プロトをできるだけ同角度から撮影して見比べてみることにする。




ボディサイズは


240Z〔S30型)


全長×全幅×全高:4140mm×1630mm×1285mm


ホイールベース:2305mm




新型フェアレディZプロトタイプ


全長×全幅×全高:4382mm×1850mm×1310mm


(ホイールベースはおそらく2550mm)


だから、当然現代のクルマの方が大きい。が、それをあまり気にせずに写真では両車を並べてみた。

新型プロトのヘッドライトは、当然LEDだ。


「LEDヘッドライトにあるふたつの半円のデザインは、1970年代に販売された240ZGをイメージしています。240ZGはヘッドライトのドーム型レンズによって円状のリフレクションを作り出すデザインを採用していました。我々はそのユニークな特徴と、そのZらしさを大事にし『フェアレディZ プロトタイプ』に反映しました」


と、グローバルデザイン担当専務執行役員のアルフォンソ・アルバイサアルフォンソ氏が語るように、240Zを強く意識していることが見てとれる。

「サイドシルエットは、長いノーズから続くルーフラインの先に垂直に切り立つテールエンドと、フロントフェンダーよりもわずかに低く、なだらかに傾斜するリヤのデザインによって、S30型がもつ特徴的なサイドシルエットを表現しています」と発表資料にあるように、両車は驚くほど似ている。


S30型のほうが前後(とくにフロント)オーバーハングが長く、結果として、よりフードが長く見えるのは初代S30型だ。

「リヤのデザインは、S30やZ32などいくつかの歴代Zが持つテールランプからインスピレーションを得たデザインテーマを現代風にアレンジし、より魅力的でZ特有のデザインに仕上がっています。そのテールランプはレイヤー形状に光り輝く美しくもハイテックで先進的な光の演出が特徴的です」と発表資料にはある。


ちなみに、Z32型のテールはこうなっている。

Z32型のテール。確かに新型プロトはこれに少し共通点があるように見える。

フードのバルジ形状やLEDヘッドランプのティアドロップ形状は、S30型のデザインを意識したデザインだ。


長方形のジオメトリックなグリル開口も歴代Zの持つアイコンを継承したという。

リヤクオーターのウィンドウグラフィックス、ルーフラインともに両車はとても似ている。ちなみに、現行Z34型は「Z」エンブレムは、この位置に付けられている。




新型プロトとS30では「Z」エンブレムは、リヤクオーターに付けられているが、ここに付くのは、この両モデルだけだ。

ちなみに、現行型のロゴはこの位置で、この書体である。

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