三菱自動車は、岡山県倉敷市の水島製作所において、新型の軽電気自動車を生産するための設備投資を今年8月より開始する。投資規模は総額約80億円。
新型軽電気自動車については、アライアンスを組む日産自動車との共同開発を検討しており、生産工場は水島製作所を予定している。今回の投資では
(1)新たに採用する駆動用バッテリーの組立設備および検査設備の新設
(2)駆動用バッテリーケースの内製化に伴うプレス・溶接組立・塗装設備の増設、(3)EVプラットフォーム製造に対応するためのライン増設
などを予定している。日産も投資額の一部を負担するほか、岡山県の補助金も活用しながら、生産体制を整えていく。三菱自動車は引き続き、岡山県内の自治体やアライアンスメンバーと足並みを揃えながら、EVシフト対応に向けた取り組みを進めていくという。