カワサキインドネシアが「Ninja ZX-25R」の最新イメージ映像(第9弾)をYOUTUBEに公開。第8弾ではヨシムラ管&レーシングカウルを纏ったブラックのレース仕様がセントゥールサーキットを全開走行したが、今回はついにノーマルと直接対決!魅惑の4気筒サウンドを奏でる2台の走りに注目だ。
REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)
2台のNinja ZX-25Rが、1万6000rpm超の超高回転でバトルを展開!
カワサキインドネシアから継続的に公開されている、新型4気筒スポーツ「Ninja ZX-25R」のイメージ映像。前回(第8弾)では、アジアロードレース選手権などの舞台でもあるインドネシアのセントゥールサーキットにおいて、エーテックのカウル類(カーボン製)、スナイパーのアルミ削り出しパーツ(バックステップ等)、RKのドライブチェーン、ヨシムラのフルエキゾーストシステムで武装した、レース仕様(カスタムエディション)のNinja ZX-25Rが単独で激走。動画のエンディングでは、スタートグリッドで、ノーマルとの2ショットを披露したが……。
2020年6月26日に公開された最新映像(第9弾)では、ブラックカラーのレース仕様と、ライムグリーンのノーマルが、セントゥールサーキットでバトルを展開。250ccとは思えない圧巻の走りと、官能的なサウンドを披露している。
最初にスターティンググリッドに登場するのは、ノーマルのNinja ZX-25R。続いて、レース仕様のNinja ZX-25Rが並ぶ。アイドリング~低回転域では、かなり抑えられたジェントルなサウンドのノーマルに対し、レース仕様はヨシムラ管ならではの「ゴォォォォ……」という腹に響く、かなり荒々しいもの。このサウンドの違いだけでも、両車の性格の違いが非常によく分かる。
スタートでは、ノーマルがややフロントを浮かしながら猛ダッシュ。コーナリングでは、2台ともヒザを擦りながらの、テールトゥーノーズの全開走行。車載カメラを駆使した、迫力ある走りを披露している。
1万6000rpm超の超高回転域では、2台とも脳天まで突き抜けるような、超音波的ともいえる甲高いサウンドに変貌するなど、Ninja ZX-25Rの秘めたるポテンシャルと可能性を遺憾なくアピール。
そして走行シーン終了後に「Watch digital launch Ninja ZX-25R JULY 10,2020-15.00WIB」の文字が現れる。15.00WIBとはインドネシア時間で15時(日本時間で17時)のこと。つまり、7月10日の15時にオンラインで詳細が発表されるというわけだ。価格は、スペックは? これは見逃せないニュースである。