3月30日、ホンダは世界的に権威あるデザイン賞のひとつである「レッド・ドット・デザイン賞」において、新型EVの「ホンダe」と大型スーパースポーツバイク「CBR1000RR-Rファイアブレード」がプロダクトデザイン賞を受賞したことを発表した。
「ホンダe」はカテゴリーの最高賞に加えスマート・プロダクト部門でも受賞
「レッド・ドット」は1955年に設立された世界的に最も権威あるデザインに関する賞のひとつ。49カテゴリーにおよぶあらゆる工業製品を対象に、デザインの革新性、機能性、耐久性、人間工学など9つの基準から審査される。優れたデザインに対しては「ベスト・オブ・ザ・ベスト賞」、「レッド・ドット賞」、「特別賞」の3表彰があり、なかでも、「ベスト・オブ・ザ・ベスト賞」は各カテゴリーの最高賞に位置づけられている。
「ホンダe」は同アワードの「プロダクトデザイン賞(自動車)」で「ベスト・オブ・ベスト賞」を受賞したほか、スマート・プロダクト部門においても「レッド・ドット賞」を獲得。
ダッシュボードにある2画面の大型タッチスクリーンは、さまざまなアプリケーションやコネクティッドインフォテインメントサービスを表示し、ラウンジのような空間でユーザーの都会での生活をシームレスに統合。この2画面の大型タッチスクリーンを使ってさまざまなコネクティッドサービスにアクセスすることで、ドライバーもパッセンジャーも、運転中・停車中・充電中、さまざまなシチュエーションで同じコネクティビティと快適さを得ることができる。
バッテリーはフロア下にあり、低重心で小さいながら安定感のあるプロポーションを実現し、コンパクトEVとして安定感と操縦性の最適なバランスにも寄与している。
一方、「CBR1000RR-Rファイアブレード」は、「プロダクトデザイン賞(二輪車)」において「レッド・ドット賞」を獲得した。
「CBR1000RR-Rファイアブレード」は、昨年11月のイタリア・ミラノショーで発表され、ヨーロッパより発売を開始。日本では3月20日に発売された。“TOTAL CONTROL for the Track~サーキットで本領発揮するマシン”を開発コンセプトに据えたCBRシリーズの最上位モデルで、サーキット走行やレースでも高い性能を発揮することを目標に開発。
エンジンは世界タイトルを取り続けるMotoGPワークスマシン「RC213V」で培われた技術を取り込み、CBR史上最高のエンジン出力を実現。最適・軽量化され、加速時と制動時の安定性を高めたフレームと、スポーツライディングをサポートする高度な電子制御機能によって、高いポテンシャルを発揮するモデルとなっている。サーキットでも高度な性能を発揮できるよう極限まで追求するなかで、磨かれた機能美が評価されての受賞と同社は捉えている。