アウディはこのほど、2019年の業績を発表し、グループ全体の売上高は前年比で3.9 %のプラスとなる約557億ユーロ(約6兆7233億円)、営業利益は同8.1%増となる45億ユーロ(約5432億円)を計上したことを明らかにした。
2020年は約20のモデルを発表。年末までに新型EVを5モデル投入する予定
この結果を受けて、同社のブラム・ショットCEOは次のようなコメントを発表。
「2019年の業績は、満足できるものといえるでしょう。アウディは、高い競争力を備えています。非常に厳しい環境において、私たちは企業の強みに焦点を合わせ、事業を安定させました。2019年の営業利益率は、各四半期で7%を超え、通年の予測範囲内に収まっています」
販売台数は、とりわけ第4四半期の増加が顕著に表れた。市場全体が縮小傾向をみせるなか、アウディは2019年に前年比11.8%増となる184万5573台を販売。新型EVの「e-tron」や新型旗艦SUV「Q8」といったトップエンドモデルやSUVが、好調なセールスを牽引した。
2020年、アウディは約20のモデルを発表し、体系的に電動化を推進していく。年末までには5車種のEVを市場に投入するほか、PHEVを合計12モデルに増加。PHEVはアウディモデルラインナップの半数以上で選択できるようになるという。