WLTCモード燃費:20.0km/ℓ ※SEDAN XD PROACTIVE(FF車)など
月間販売台数:3555台(7月〜12月平均値)
REPORT●工藤 貴宏(KUDO Takahiro)
PHOTO●中野 幸次(NAKANO Koji)/神村 聖(KAMIMURA Satoshi)
MODEL●大須賀 あみ(OSUGA Ami)[身長163㎝]
※本稿は2020年1月発売の「2020年 国産新型車のすべて」に掲載されたものを転載したものです。
■FASTBACK XD PROACTIVE Touring Selection
全長×全幅×全高(㎜):4460×1795×1440
室内長×室内幅×室内高(㎜):1820×1490×1160
ホイールベース(㎜):2725
トレッド 前/後(㎜):1570/1580
車両重量(㎏):1410
エンジン形式:直列4気筒DOHCディーゼルターボ
総排気量(㏄):1756
最高出力(kW[㎰]/rpm):85[116]/4000
最大トルク(Nm[㎏m]/rpm):270[27.5]/1600-2600
燃料タンク容量(ℓ):51(軽油)
トランスミッション形式:6速AT
駆動方式:FF
サスペンション 前:ストラット 後:トーションビーム
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク 後:ディスク
最小回転半径(m):5.3
WLTCモード燃費(㎞/ℓ):19.8
タイヤ・サイズ:215/45R18
車両本体価格:291万1741円
先進安全装備(MAZDA PROACTIVE SAFETY)
ボディカラー
マツダ3の3つのポイント
1.世界初のガソリン圧縮着火SKYACTIV-X
2.美しすぎる「魂動デザイン」
3.徹底された人間の思想とつくり込み
フロントノーズが長くて低い一方、リヤはふっくらとした魂感が強調され、動きのあるダイナミックなフォルムを実現。ホイールベースが長く、すらりとした印象も感じさせる。フロントノーズを低くすることで、伸びやかなプロポーションも表現されている。
エンジン&ホイール
乗降性
着座位置が低めのため乗降時の身体の動きは大きめ。注目は足元で、スピーカーをドアから排除したことでドア下部の張り出しが抑えられ、足先の動きが楽だ。
前席同様に着座位置は低め。一見したところ実用性を割り切ったスポーティなスタイルに見える割にはライバルに比べて著しく乗降性が低いわけではない。
インパネ
メーター
前席
昨今のハッチバックは着座位置を高めにする傾向だが、MAZDA3は低くてスポーティなポジションにも調整可能。一方でハンドルの前後調整を10㎜増やした70㎜とし、全車シート前端の角度調整機能を備えるなど調整範囲の広さも自慢だ。
後席
後席の印象はセダンとファストバックで大きく異なる。後者は頭上(後方)のクリアランスが狭く、サイドウインドウも小さめなので空間自体に問題はないが若干の閉塞感がある。シートは着座部分をえぐることで身体がブレないようになっている。
うれしい装備
ラゲッジルーム
容量は334ℓで、このクラスとしては気持ち狭め。後席を畳まないとゴルフバッグを積むことができないが、67ℓサイズのスーツケースは2個載る。背もたれを倒すだけで後席を拡大可能。本来の荷室床と倒したシート部分の間には30㎜ほどの段差が生じる。
使い勝手撮影車両データ
インテリアカラー:ブラック ※一部のカットは別グレードの車両を撮影しています。
オプション:―
〈開発者コメント〉マーケットの都合やクラス、コストなどを言い訳にしません
バイヤーズガイド
パワートレーン的にはドライバビリティに優れるスカイアクティブ-Xがオススメ。マイルドハイブリッドを搭載することもあってノーズまわりが重くなるのが、ハンドリング的にデメリットだが、先読み制御も取り入れた4WDならばオンロードのハンドリングも軽快になる。装備の充実も考えると「X PROACTIV Touring Selection」あたりがいい選択肢だ。