「ミラノ国際モーターサイクルショー(EICMA)2019」において、イタリアのバイクブランド『イタルジェット』は、新型モデル「Dragster(ドラッグスター)」を展示。1998年に登場した旧型モデルのデザインを継承しつつ、その過激度はさらにヒートアップ。個性的なトレリスフレーム、特許取得済みの独立ステアリングシステム(ISS)など、注目の装備が盛りだくさんだ!
REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)
排気量は125ccと200ccをスタンバイ
1998年に登場した超個性派スクーター「イタルジェット・ドラッグスター」が、新しくなって発売される。旧型モデルの特徴であった、モリブデンクロムのトラスフレームのイメージを残しつつ、現代風にアレンジされた車体は、完全新設計となっている。新型のポイントは、
・モリブデンクロムパイプを三角形状につなぎ合わせた、ダイキャストアルミニウム板付きのトレリス形状のフレームを採用
・イタルジェットのエンジニアと、PontederaのEDIによって作成された、特許取得済みの「ISS(Independent Steering System)=独立ステアリングシステム」を採用。片持ちのハブセンターステアリングであるISSは、ハンドル操作に振動を伝達することなく、ステアリングアクションを衝撃吸収アクションから分離し、路面の凹凸を取り除いてくれる
・ユーロ4に適応した、水冷4ストローク単気筒4バルブDOHCエンジンを搭載。排気量は125ccと200ccを2種類をラインナップ
フレームも足周りもすべてが独創的!
ドラッグスターの各部をチェック!
●イタルジェット ドラッグスター 主要諸元【カッコ内は125】
エンジン:水冷4ストローク単気筒4バルブDOHC
排気量:200cc【125cc】
最大出力:19.8hp(14.6kW)/ 8250rpm【14.9hp(11.0kW)/ 10000rpm】
最大トルク:17N.m(12.5ft-lbs)/ 6250rpm【12.5Nm(9.2ft-lbs)/ 7750rpm】
始動方式:セルモーター
クラッチ:自動遠心式
フロントサスペンション:単一油圧空気圧ショックアブソーバーを備えたSIS、スプリング調整可能
リアサスペンション:単一油圧空気圧ショックアブソーバーを備えたSIS、スプリング調整可能
フロントブレーキ:ABS油圧、ディスクブレーキ径175mm、ブレンボ製キャリパー
リアブレーキ:油圧、ディスクブレーキ径240mm、ブレンボ製キャリパー
フロントタイヤ:ピレリ製120-70-12
リアタイヤ:ピレリ製140-60-13
全長×全幅×全高:1870mm×680mm×-
ホイールベース:1345mm
シート高:770mm
重量:112kg【108kg】
燃料タンク容量:7L