11月13日、ジャガー・ランドローバーは映画「007」シリーズ第25作目となる最新作「NO TIME TO DIE」に登場する新型「ディフェンダー」の撮影シーンを公開するとともに、制作会社EONプロダクションとのパートナーシップ継続を発表した。
凄まじいカーチェイスシーンで類まれな走破能力を発揮
007シリーズ最新作「NO TIME TO DIE」では、新型ディフェンダーが銀幕デビューし、ジェームス・ボンドのカーチェイスシーンに登場する。「007」のスタント専門チームによって過酷なオフロードでテストが行われ、その飽くなき走破能力が実証された。
ランドローバーのデザインチームは、スペシャルエフェクト、アクション・ビークル・スーパーバイザーのクリス・コーボールド氏と密に協力して、映画で使用するディフェンダーの仕様を決めていった。
劇中に登場するのは、サントリーニ・ブラックの「ディフェンダー X」をベースに、ダークカラーのスキッドプレート、20インチのダークフィニッシュホイール、オフロードタイヤを装備している。このモデルは、スロバキアのニトラにあるジャガー・ランドローバーの新しい製造工場で作られた最初の新型ディフェンダーとのこと。
ジェームス・ボンドのスタントコーディネーターである、リー・モリソン氏は次のように述べている。
「ボンド・シリーズのアクションシーンの設計やコーディネーションに妥協は許されません。敵との激しい攻防戦や、急勾配な坂を走破したり、河を渡ったりと、あらゆることに耐えうるクルマが求められます。そして選んだのが新型ディフェンダーでした。新型ディフェンダーが、大きな進化を遂げて帰って来たことに驚きを隠せません!」
一方、ランドローバーのグローバル・コミュニケーション・ディレクター、リチャード・アグニューは次のようにコメントしている。
「『NO TIME TO DIE』の凄まじいカーチェイスシーンで新型ディフェンダーが使われるのは、その類まれな走破能力を証明するのに、最高の舞台となるでしょう。EONプロダクションとの関係を継続し、壮大なシーンの制作に協力できることを非常にうれしく思います」
このたび公開された新作映画の制作中に撮影された特別映像では、スタントコーディネーターのリー・モリソン氏とスタントドライバーのジェス・ホーキンス氏が登場し、撮影舞台裏も収められていいる。
なお、英国では2020年4月2日に、米国では2020年4月10日に公開される「NO TIME TO DIE」では新型ディフェンダーのほかに、「レンジローバー・スポーツSVR」や「ランドローバー・シリーズⅢ」、「レンジローバー(クラシック)」も登場する。同映画の主演は、2006年公開の「カジノ・ロワイヤル」から2015年公開の前作「スペクター」までの4作に続き、5作目の出演となるダニエル・クレイグが務める。監督はキャリー・ジョージ・フクナガ氏だ。
ちなみに、日本での同映画の公開も2020年4月の予定だが、具体的な公開日はまだ発表されていない。邦題は「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」で、配給会社は東宝東和だ。