11月7日、JAIA(日本自動車輸入組合)は、10月期の輸入車新規登録台数を発表した。外国メーカー車全体の新規登録台数は1万6541台で、前年同期と比べて22%のマイナスとなった。
メルセデス・ベンツが首位をキープ
10月期の新規登録台数トップ10は下記のとおり。多くのブランドが前年同期割れするなか、メルセデス・ベンツが首位を獲得。8月に発表された新型「CLA」をはじめとする新車攻勢が、登録台数確保に寄与しているものと推測できる。そのほかトップ10ブランドのなかでは、アウディやプジョーが健闘し、前年同期を上回った。
●2019年10月期・輸入車新規登録台数トップ10
第一位:メルセデス・ベンツ/3698台(79.8%)
第二位:BMW/2719台(71.5%)
第三位:フォルクスワーゲン/2254台(60.5%)
第四位:アウディ/1565台(104.1%)
第五位:MINI/1324台(77.6%)
第六位:ボルボ/905台(74.0%)
第七位:ジープ/788台(98.1%)
第八位:プジョー/655台(113.3%)
第九位:ルノー/412台(77.4%)
第十位:ポルシェ/358台(74.7%)
※( )内は前年同期比
1〜10月の累計ではボルボ、ジープ、プジョーなどが前年同期超え
1〜10月期の累計ではどうか。全体では24万4755台で、前年同期比1.5%のマイナスだった。トップ10ブランドは下記の通りで、メルセデス・ベンツが依然トップを維持している。アウディまでのトップ5が前年同期割れしているなか、ボルボやジープ、プジョーはプラスの結果を残した。
この10月期の登録台数は、消費者が10月以前に契約しているモデルも含まれていることが推測されるが、今後は、10月1日に施行された消費増税の影響で、消費マインドの下降傾向が予想されることから、さらに販売の落ち込みが大きくなるかもしれない。
●2019年1〜10月期累計・輸入車新規登録台数トップ10
第一位:メルセデス・ベンツ/5万2806台(98.6%)
第二位:フォルクスワーゲン/3万9057台(92.5%)
第三位:BMW/3万8641台(96.3%)
第四位:MINI/2万239台(97.3%)
第五位:アウディ/1万9412台(87.0%)
第六位:ボルボ/1万4656台(106.6%)
第七位:ジープ/1万1223台(120.3%)
第八位:プジョー/8947台(108.1%)
第九位:ルノー/5945台(98.1%)
第十位:ポルシェ/5556台(96.8%)
※( )内は前年同期比