
<全国高校野球選手権:高知中央4-6綾羽>◇8日◇1回戦
綾羽が午後10時すぎから執念を見せた。
開始時間は甲子園史上最遅の午後7時49分。両者しのぎあいが続くゲームで、時間はあっという間に過ぎた。これまでの最遅終了だった午後9時40分を過ぎても試合が続いた。
1-2の9回。2死満塁から代打川中雄人内野手(3年)の遊ゴロが失策を誘って、土壇場で同点に追いついた。すでに午後10時を過ぎており、鳴り物の応援は禁止。大きな手拍子と声援で後押しした。
2-2となり、9回もサヨナラのピンチを招いたがしのいだ。時間は午後10時20分を過ぎていた。
午後10時を超えて「原則として」新たなイニングには入らないことになっていたが、両校の了承を得て延長10回までタイブレークを実施することになった。
そして延長10回表に4安打を集めて4得点。午後10時を回って同点に追いつき、延長10回に勝ち越した。