秋のドライブシーズンもいよいよたけなわ。この季節、観光客で賑わう東北自動車道には、上り線に8機、下り線に6機、計14機の固定式オービスが設置されている。まっ、確かに最近は、GPSレーダー探知機や交通取締系のデータを搭載したカーナビやスマホアプリ等が普及し、普通に走ってる分には固定式オービスの餌食になることはめったにない。が、それでも検挙者が絶えない要因のひとつが、実は「つい、うっかり」だということを覚えておいて欲しい。というわけで、今更ながら東北自動車道の固定式オービスを改めて特別公開。先進技術だけに頼らずその存在を頭で把握しておくことで「つい、うっかり」を防いで欲しい。
☆下り線(東京⇒青森)
岩槻ICから約3.3km先にLH。なぜか3車線に1機のみで、調査時は追い越し車線を狙っていたが、中央車線の路面にも撮影ポイントマークがついているので油断は禁物。岩槻ICで減速準備だ。
鹿沼ICの約7km先、大谷PAを過ぎたらご用心。約2km先で3連LHがお出迎えだ。昼間は見つけやすいが、「宇都宮2km」の標識に気を取られていると危ない。さらに、夜は真っ暗だから要注意。
白河ICを通過し阿武隈川を渡ったら約3km先。東北新幹線との交差地点からは1kmもないから、そこまでには減速を完了しよう。オービスは2枚目の警告板がある緩い右カーブの先だ。
菅生PAを過ぎると山間部へ入り急カーブが続くので手前からは確認し難く、警告板を見落とすと急に現れる感じで危険度高し。しかも80km/h規制区間なので、飛ばしているつもりはなくても光らせちゃう恐れもあり。警告板を頼りに慎重なドライブを。
三本木PAを過ぎ「古川IC2km」の標識の先約400m地点にループコイル式オービス。東北道定番のガード仕様で路肩に設置されている。長い直線路だから、早めの対応を。
東北道下りの最終オービスは水沢ICから5.7km先のループコイル式。最終減速目標は600m手前の「青森まで240km」「八戸まで180km」の標識があるオーバーブリッジだ。
☆上り線 青森⇒東京
小坂PAを通過したら注意!山間部の途中にあるレーダーは「小坂・十和田町出口1km」の標識直後の大きな陸橋と重なり、ちょっと見つけにくいかも。すでにダミー化しているという噂が絶えない旧型レーダー式オービスだが、用心するに越したことはありません!
東北道120km/h制限区間内の唯一のオービス。紫波SAの約5km先に昨年春に設置されたばかりの新L型オービスは、従来のL型と違ってひとつのカメラで2車線をカバーするやっかいもの。2車線のどちらにいてもきっちり撮影されちゃうから、車線変更による回避は、意味なしです。
大和ICを通過し鶴巣PAを過ぎたらオービス(LH)まで2km弱。警告板は13kmも手前から出現するのに最後の警告板は3km手前。警告板に惑わされないように!
菅生PAの約400m手前右カーブでループコイル式オービスが待ち構える。けっこう気分よく走れるワインディング区間だけど、調子に乗ってると危ない。
国見ICからは8km先。ちょうど1km手前の269.5kp地点に最後の警告板がある。オービスは上下線をまたぐゲート上で2車線に対応。「福島市」の標識までには減速!
宮城-福島間はLHとLが交互に出現する。路肩から狙うL型はとりわけ見落としがちなので、須賀川ICを通過したらスピードメーターをチェックしよう!
都賀西方PA出口から1km先の緩い左コーナーで3車線ネライ。鹿沼ICからは下り坂が続き、3車線とあいまってスピードがのりやすいから注意!
東北道上り最後のオービスは羽生ICから1,8km地点。目立つ大きなゲート上で3車線を狙っている。羽生ICからは2kmもないので、「加須市」の標識を見たら、減速。