
自民党の鶴保庸介参院予算委員長は8日、和歌山市で開かれた参院選和歌山選挙区の公認候補の個人演説会で、2024年1月の能登半島地震について「運のいいことに能登で地震があった」と述べた。
都市部と地方を行き来する「2地域居住」の取り組みを説明する中での発言。
鶴保氏はその後、毎日新聞の取材に「能登地方が被災したことを『運が良い』と思ったことはない。被災者への配慮に欠け、申し訳ない」と謝罪し、発言を撤回した。
鶴保氏は党の「二地域居住推進議員連盟」の会長を務めている。
演説会では、地方から都市部への人口流出に対する危機感を語った上で、2地域居住を推進すれば地方の関係人口創出につながると主張。能登半島地震をきっかけに、被災者が居住地以外で住民票の写しを取得する手続きが容易になったとの話題に触れる際に「運のいいこと」と述べた。
鶴保氏は「被災者の利便性向上を目的とした行政上の暫定支援措置が2地域居住の促進の道筋となることを表現したかったが、言葉足らずだった」と釈明した。【安西李姫、恒成晃徳、駒木智一】
