阪神高速、首都高速と大都市の都市高速道路のオービスポイントを紹介してきたが、今回は名古屋と福岡、そして北九州を走る都市高速に設置されているオービスを大公開。地方都市の都市高速は阪神高速や首都高に比べて交通量も少なく、快適に飛ばせる代わりに一般道並みの制限速度により、思いもよらない超過スピードで捕まりやすいというのも事実。「秋の全国交通安全運動」にかかわらず、これからは何かとクルマで遠出する機会が増える季節。ぜひ、安全&安心ドライブに役立ててほしい!
★名古屋高速 路線長81.2kmに固定式オービスはわずか3つだが、くれぐれも移動オービスにも注意!
名古屋高速といえば、固定式オービスこそ全3機と少ないが、ニュースにもなった2号東山線の東山トンネル内、そして4号東海線でもレーザー式移動オービスによる取り締まりを実施しているという情報が入ってきている。特に制限速度が50km/hの東山トンネル内では、80km/h程度で走っていても赤切符は免れるものの、基礎点数3点、反則金2万5000円というかなり痛い罰則が課せられることになるのだ。地元民ならともかく、初めて名古屋高速を走る人にとってはまさに鬼門と言えるだろう。しかも、都市高速に限らず、愛知県は5機の移動オービスを導入し、県内全域でフル活用している全国一の危険地帯。より慎重な運転を心がけよう!
★福岡は3ヵ所、北九州は1ヵ所で、Hシステムがお待ちかね!
福岡都市高速と北九州都市高速は、実はどちらも福岡北九州高速道路公社が運営する指定都市高速道路。経営母体が福岡市ということで、道路法上では、なんと!「市道」だったりするのだ。ちなみに首都高の東京部分は都道、千葉、埼玉、神奈川は県道(一部横浜市道)、阪神高速も同様だ。
つまり、「高規格道路」とはいえ、決して「高速道路」ではないということ(ただし、道路交通法のみ「高速道路」とみなされている)。それだけに、首都高や阪神高速に比べて空いている名古屋や九州の都市高速には、思わぬ事故や違反のリスクが潜んでいる。ぜひ、その辺をきっちり意識したうえで、快適ドライブを楽しみましょう!