学生自らが立案企画、製作、提案、走行までを競う学生フォーミュラ。その日本大会2019が無事に終了、リザルトが発表された。
PHOTO:自動車技術会/motor-fan.jp
自動車技術会は、2019年8月27日(火)~31日(土)の5日間にわたり、「学生フォーミュラ日本大会2019」を静岡県袋井市/掛川市のエコパ(小笠山総合運動公園)で開催した。本年は120チームがエントリーし、98チームを上限とし参加受付を行い、最終的に89チームが本大会に参加した。
【参加チーム内訳】
国内ICV(ガソリン自動車)クラス:58チーム
海外ICV(ガソリン自動車)クラス:11チーム
国内EV(電気自動車) クラス:10チーム
海外EV(電気自動車) クラス:10チーム
総合優勝の栄誉に輝いたのは、名古屋工業大学。カテゴリー別では、ICVクラスの1位が名古屋工業大学。EVクラスの1位が名古屋大学という結果であった。
名古屋工業大学は、2015年・2016年・2017年と3年連続3位入賞の経験があり、今年は総合優勝を目標に、見事初優勝を成し遂げた。大幅な軽量化の結果、車重は今年の最軽賞である170kgに肉薄する180kgを達成し、学生フォーミュラの経験が豊富なドライバーと相乗効果を発揮し動的イベントで強さを発揮した。
EVクラス1位となった名古屋大学は、2年連続の総合3位となり、目標とした総合優勝に届かなかったが、EVクラスでは3連覇となっている。車両性能向上を目指し、試行錯誤した結果、国内チーム初の「インホイールモーター搭載」で、4輪駆動を実現し来年以降に期待が持てる結果となった。
なお、motor-fan.jp/techでは2019年大会に参加したすべての車両についてページを作成中。各チームの紹介と諸元、リザルトに加えて、投稿型のコンテンツにする予定。ぜひ情報をお寄せください。