先月から一段と注目されている危険ドライバーによるあおり運転。テレビやウェブサイトで映像や写真を目にすることが多く、ドライブレコーダーの導入を検討している人も多いだろう。そこで今回は「あおり運転」対策に効果的なドライブレコーダーの選び方を紹介。
REPORT●浜先秀彰(HAMASAKI Hideaki)
「車両前方以外も撮影」できるモデルがおすすめ
テレビのニュースやワイドショーなどで繰り返し流される「あおり運転」の映像を見るたびに恐怖を感じている人も少なくないだろう。自分自身ではなくても奥さんや子どもなど、大切な家族が危険ドライバーからの被害に遭う可能性があるのだから当然だ。
では、あおり運転に効果の高いドライブレコーダーとはどんなものか? ズバリ言うと車両前方以外も撮影できることが重要。相手は後ろから来て横へと回り込み、最悪の場合は前方を塞いでくるのだから、一般的なドライブレコーダーのように前方だけの撮影では不十分だ。
2カメラ式の相場は約2万円〜
現在販売されているドライブレコーダーで言えば2カメラ型(後方撮影タイプ/車内撮影タイプ)と360°カメラ型を選ぶべき。ただし2カメラ型であれば2万円前後~、360°カメラ型であれば3万円前後~(いずれも国内メーカー)と前方録画のみのドライブレコーダーに比べて2~3倍以上高価になる。また、取付作業をショップに依頼する場合は2カメラ型は手間と時間がかかるため工賃も割高になる。ちなみにカー用品ショップ大手のオートバックスウェブサイトでは、2カメラ型のユピテルDRY-TW7500dで本体+工賃込みセットが3万7584円(税込)とのことだ。
次回は2カメラ型(後方撮影タイプ/車内撮影タイプ)、360°カメラ型それぞれの特徴について詳しく解説しよう。