2016年に日本に導入され、ルノー・ジャポンの屋台骨を支えるベストセラーとなった三代目トゥインゴがマイナーチェンジを受け、19年8月22日から日本国内での販売を開始した。リヤエンジン+リヤホイールドライブがもたらす、ライバルを圧倒する小回り性能まそのままに、外観の化粧直し、インフォテインメントおよび安全装備の充実が図られている。
GT用のエアインテークを基準モデルにも設定
ヨーロッパはもちろん、日本でも過去最高の販売台数を記録するなど、世界的ベストセラーとなった三代目トゥインゴが、2019年3月にマイナーチェンジを受けた。
それから半年が経ち、いよいよ日本への導入も開始されることになった。
まず目につく変更点はエクステリアだろう。フロントバンパー、リヤバンパーのデザインを変更し、ボディサイズは全長のみ25mm拡大されて3645mmとなった。全幅1650mmと全高1545mmはマイナーチェンジ前と変わらない。
フロントマスクはルノーブランドを象徴する CシェイプLED ランプと Cシェイプウィンカー、新デザインのフロントバンパーによってアップデートされている。
また、フロントバンパーに設けられたスリットから取り入れられた空気がフロントホイールハウスに抜けることで、空気抵抗を減らす効果をもたらすという。
リヤ部にもCシェイプのLED ランプ、新デザインバンパーの採用により、フロントマスクと同様のイメージに統一されている。
そして左リヤフェンダーには、すでにトゥインゴGTにのみ先行して導入されていた吸気用のエアインテークが設けられた。その効果がトゥインゴGTで証明されたということなのだろう。
ボディカラーは全5色
インフォテインメントと安全装備も充実
インテリアはブラン(白) とライトグレーでコーディネートされ、ダッシュボードには、マルチメディア「EASY LINK(イージーリンク)」機能を持つ 7 インチタッチスクリーンが装備された。
「EASY LINK」は、Apple CarPlayと Android AutoTMに対応し、スマートフォンのミラーリング機能によりって7インチタッチスクリーンでスマートフォン内の各種機能にアクセスできるほか、Siri や Google アシスタントを利用した音声での操作も可能だ。
センターコンソールには、ふたつのUSB ポートとAUX 入力に加え、ECO モードスイッチ、ストップ &スタート機能OFFスイッチもまとめられ、使い勝手を向上させている。
さらに安全装備として、フロントカメラで車両前方の白線を検知し、車線をはみ出しそうになった際にアラームで注意を促す車線逸脱警報(LDW)と、走行中にタイヤの空気圧低下を感知するとメーターパネルの表示灯が点灯してドライバーに異常を知らせるタイヤ空気圧警報が新たに装備された。
【新型ルノー トゥインゴ 新装備/機能】
● CシェイプLEDランプ(フロント/リア) Cシェイプウインカー(フロント)
● 新デザインフロント/リアバンパー
● 新デザインアロイホイール
● 7インチタッチスクリーン
● EASY LINK(スマートフォンミラーリング機能、Bluetoothマルチペアリング機能)
● 新デザインセンターコンソール
● 新デザインシフトノブ
● LDW(車線逸脱警報)
● タイヤ空気圧警報
ルノー・トゥインゴEDC
価格:195万円(8%消費税込み)
※メタリックカラーは4万円高
※EDCとはエフィシエントデュアルクラッチの略で、DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)のこと