ついにMAZDA3(マツダ3)が日本において正式にデビューを果たした。ボディタイプはファストバックと呼ばれる5ドアハッチバックと4ドアセダンの2種類、エンジンは注目のスカイアクティブXと、2種類のガソリン、そしてディーゼルの計4種類をラインナップ。駆動方式はFFとAWD、トランスミッションは6速MTと6速AT、全8色のボディカラーと4種類のインテリアが用意される。見どころがありすぎて困ってしまいそうだが、まずは基本的なラインナップ構成を頭に叩き込もう。
ボディタイプはファストバックとセダンの2種類
ロングノーズが際立ち、太いCピラーが印象的な5ドアは「ファストバック」と呼ばれる。いわゆるハッチバックボディだが、ミニバンのようなモノスペース的フォルムが一般的になりつつあるライバルたちとは完全に一線を画した流麗なスタイルだ。
【ファストバック】
全長×全幅×全高:4460×1795×1440mm
ホイールベース:2725mm
車両重量:1340〜1470kg
〈価格〉
SKYACTIV-G 1.5:218万1000円〜250万6080円
SKYACTIV-G 2.0:247万円〜271万9200円
SKYACTIV-D 1.8:274万円〜315万1200円
SKYACTIV-X:314万円〜362万1400円
オーソドックスなセダンも用意されるが、リヤウインドウがなだらかに傾斜した「ファストバック風」スタイルを与えられている。全長はファストバックよりも200mm長いが、全幅とホイールベースはまったく同じで、全高は5mmだけ高くなる。
【セダン】
全長×全幅×全高:4660×1795×1445mm
ホイールベース:2725mm
車両重量:1350〜1460kg
〈価格〉
SKYACTIV-G 2.0:247万円〜264万9000円
SKYACTIV-D 1.8:274万円〜315万1200円
SKYACTIV-X:314万円〜355万1200円
エンジンは2種類のガソリンと1種類のディーゼル、そしてSKYACTIV-X!
独自の燃焼方式である「火花点火制御圧縮着火(SPCCI:Spark Plug Controlled Compression Ignition)」を市販車として初めて採用した革新的エンジン。ガソリンの伸びやかな回転フィールと、ディーゼルの力強いトルクを兼ね備えているとのことで、内燃機関の歴史を変えるポテンシャルを秘めている。マツダが「M-HYBRID」と呼ぶ24Vシステムのマイルドハイブリッドと組み合わされる。
駆動方式はFFとAWDが用意され、6速MTもしくは6速ATが選べる。
受注開始は7月、販売開始は10月とされ、まだスペックは一部しか公開されていない。
【SKYACTIV-X】
排気量:1997cc
ボア×ストローク:83.5×91.2mm
圧縮比:15.0
最高出力:──
最大トルク:──
WLTCモード燃費:──
ガソリンエンジンは1.5Lと2.0Lの2種類が用意される。ダウンサイジングターボが全盛の昨今、適正排気量の自然吸気エンジンがもたらすナチュラルなドライブフィールが味わえるのはありがたい。1.5LはFFとAWD、6速MTと6速ATが用意される。2.0LはFFと6速ATのみのラインナップとなる。
【SKYACTIV-G 1.5】
排気量:1496cc
ボア×ストローク:74.5×85.8mm
圧縮比:13.0
最高出力:82kW(111ps)/6000rpm
最大トルク:146Nm/3500rpm
WLTCモード燃費:16.6km/L
【SKYACTIV-G 2.0】
排気量:1997cc
ボア×ストローク:83.5×91.2mm
圧縮比:13.0
最高出力:115kW(156ps)/6000rpm
最大トルク:199Nm/4000rpm
WLTCモード燃費:15.8km/L
ディーゼルは1.8Lターボで、駆動方式はFFとAWDをラインナップし、トランスミッションは6速ATのみとなる。超高応答マルチホールピエゾインジェクターによって高圧かつ緻密な多段噴射を実現し、燃費・静粛性・排出ガスのすべてをより高次元にバランスさせたという。
【SKYACTIV-D 1.8】
排気量:1756cc
ボア×ストローク:79.0×89.6mm
圧縮比:14.8
最高出力:85kW(156ps)/4000rpm
最大トルク:270Nm/1600-2600rpm
WLTCモード燃費:20.0km/L