ジャパン・トゥエンティワン(J21)がマスターディストリビューターとして販売しているモービルアイ社の後付け衝突防止補助システム「モービルアイ」が、大手旅行会社系企画会社の紹介を受け、貸切バス専業大手の帝産観光バスの全車両に導入された。
モービルアイは自動運転車の開発にも使用されているカメラセンサー技術を先進運転支援システム(ADAS)の後付け可能な衝突防止補助装置として活用するもので、日本国内においても約6万台普及している。またその精度は、後付け装置としては世界で初めて、自動車の国際標準化基準であるISO15623「前方車両衝突警報システム」や保安基準に規定される「車線逸脱警報装置」の基準であるUN-ECE130号の認証を取得したことでも証明されている。
今回の帝産観光バスへの全車導入は、旅行の安全性向上に取り組む大手旅行会社系企画会社からの提案で実現したもので、年式の新しい衝突被害軽減ブレーキ搭載のバスにもモービルアイを装着して、併用運行することで、安全運転支援と共に「全車両が最低限同一の安全保安装置を持つこと」という帝産観光バスのポリシーから導入が決まったもの。
J21では2011年の発売以来、モービルアイ社の単眼カメラを搭載した後付け衝突防止補助システムをバス、トラックなどの運輸・運送事業者、大口の社用車ユーザーを中心に約6万台を出荷し、貸切、高速バスにおいても、全体の約20%にあたる約11,000台に導入されている。また、その信頼性の高さから、国内全大型車メーカーの三菱ふそうトラック・バス、日野自動車、UDトラックス、いすゞ自動車の純正用品にも指定されている。