パナソニックの最新、最上級カーナビ「ストラーダCN-F1XVD」の実力を普段のドライブを通してお伝えする連載。今回は取り付け作業編の第2回。
※細かい作業手順や作業方法は車種、製品により異なります。作業は自己責任で行ってください。
REPORT●浜先秀彰(HAMASAKI Hideaki) PHOTO●澤田和久(SAWADA Kazuhisa)
問い合わせ:パナソニック
電話:0120-50-8729
手順12:ピラーに配線を取り回す
地デジアンテナ、マイクの配線をピラー部分に取り回す。純正配線にできるだけ重ならない場所を選び、クリップをはめ込む穴も避ける。付属のコードクランパーなどを使用すると束ねられるうえに脱落が防止できる。ドライバーなどでコードを傷つけないように。
手順13:Aピラーカバーを元に戻す
配線を挟み込まないよう注意しながらAピラーカバーを元に戻す。カバー背面のツメやクリップがピラー部の穴と同じ位置にあることを確認しながら表面から強く押すと固定できる。これら配線の取り回し作業は助手席側(マイク配線は無い)も同様に行う。
手順14:ダッシュボード周囲に配線を取り回す
地デジアンテナとマイクの配線をダッシュボードの透き間から裏側へと取り回してAVユニットスペース部分まで導く。途中の何カ所かをコードクランパー(付属品が足りない場合は市販のものを自分で用意)で固定をしないと垂れ下がったりして運転の支障となる。
手順15:GPSアンテナを取り付ける
GPSアンテナをダッシュボード上に取り付ける。両面テープで貼るだけだが、視界の妨げにならず、助手席側エアバッグの展開に問題のない場所を選ぶこと。ダッシュボード奥側(フロントウインドーに近い位置)のほうが配線を目立たせず取り回せる。
手順16:電源ケーブルの配線を行う
市販の電源ケーブルとカーナビの付属電源ケーブルを接続する。基本的には同じ色同士のギボシ端子を接続するだけで工具も不要だ。ただしアース線についてはクワ型端子をユニット取り付けスペース付近の金属と接しているネジに留める必要がある。
手順17:車速信号、バック信号の配線を行う
電源配線とは別に車速信号やバック信号を接続する。多くの車種では純正ナビ用の配線が近くにあるので、圧着式コネクターを使用して接続するか市販の配線キットを利用する。接続先が不明な場合は自動車ディーラーやカーナビ販売店、カーAVメーカーなどに確認。
手順18:バックカメラの映像ケーブルを接続
バックカメラを装着している場合にはバックカメラの映像出力コードをカメラ映像入力コードに接続する。純正バックカメラと接続する場合には市販されている変換ユニットが必要となる。接続部分が振動で外れないように上からビニールテープを巻くといい。
手順19:ラジオアンテナ端子を変換
車種によってはラジオアンテナ端子が特殊形状になっているため汎用タイプへと変換。これには市販のキットが必要となる。このクルマの場合、純正はコネクター形状だが棒状の汎用タイプに変換しなくてはパナソニックをはじめ市販のナビには接続できない。
手順20:純正配線とナビ配線のコネクターを接続
カーナビの付属電源ケーブルと接続した市販の電源ケーブルのコネクターを純正配線のコネクターと接続する。このときに配線が絡み合ったりしないようにタイラップやビニールテープなどで束ねるといい。地デジアンテナやGPSアンテナ、マイクの線も整理しておく。
手順21:AVユニット固定金具をナビ本体に取り付ける
純正のAVユニット取り付け金具をナビ本体の左右に付属のネジで取り付ける。左右を間違えやすいので金具の「R」、「L」の刻印をチェックしておくこと。なお、このとき付属ネジ以外を使用すると基板を傷つけたり金具が外れやすくなるので注意が必要だ。
手順22:スペーサーを取り付ける
このクルマのAVユニット取り付けスペースは2DINサイズではなく200mmワイドサイズとなっている。そのためナビ本体の左右に市販の10mm幅スペーサーを取り付ける。最新のトヨタ車や日産車などに2DINサイズのカーナビを装着する際には必ず必要となる。