1月12~13日、ベルサール秋葉原でカワサキの2019年モデルを展示する『カワサキモーターショー in 東京ベルサール秋葉原』が開催された。このなかで、2018年のミラノ国際モーターサイクルショー(EICMA)で発表されたW800 CAFEも展示車両のひとつとして並んだ。
PHOTO&REPORT●伊藤英里(ITO Eri)
Wシリーズの800ccモデルとして人気を誇っていたW800だったが、2016年にW800 Final Editionが発売されてのち生産終了となっていた。そのW800、2018年11月に開催されたEICMAで、W800 CAFEとW800 STREETの2車種が発表。今回秋葉原の展示会に登場したのは海外向けモデルで、W800 CAFEである。
フロントにはビキニカウルが装着され、ハンドルは上から見ると“M”型になっていて、よりスポーティなライディングポジションとなりそうだ。また、リヤにはディスクブレーキを採用して前後ディスクブレーキとなった。タイヤは前後18インチを履く。
ヘッドライトはLEDとなり、ABSも標準装備。レトロなカフェレーサーのスタイリングを保ちながらも、最新のテクノロジーが詰め込まれている。
伝統のバーチカルツインエンジンを搭載しているが、その内実は90%を刷新したという。排気量は773ccで、空冷である点も変わりはない。
日本での発売は発表されていないが、人気のW800シリーズの兄貴分的位置づけとなるモデルだけに、導入を期待したいところだ。