アクサルタは11月7日、世界最大のコーティング研究開発センターとなるグローバルイノベーションセンターの正式開所を記念して、テープカット式典を行った。
このグローバルイノベーションセンターの床面積は16,000平方メートル以上であり、世界最高水準の専門研究設備とオフィススペースを備えている。フィラデルフィアの歴史的に有名なネイビーヤードに位置し、世界中のアクサルタの従業員、ビジネスパートナー、顧客との連携を実現する。
7日の式典には、アクサルタのロバート・ブライアント暫定最高経営責任者やバリー・スナイダー最高技術責任者をはじめ、フィラデルフィア市長のジム・ケニー氏、市会議員のケニヤッタ・ジョンソン氏、PIDC社長のジョン・グラディ氏、リバティ・プロパティ・トラストのシニアバイスプレジデント兼リージョナル・ディレクター、ジョン・ガットゥーゾ氏が招待された。ペンシルベニア州知事のトム・ウルフ氏も祝辞を寄せ、フィラデルフィア、グレンミルズ、エクストンで現在提供されている雇用に加え、グローバルイノベーションセンターで現在および将来に計画されている雇用によるペンシルベニア州へのアクサルタの経済的貢献を歓迎した。
アクサルタの暫定CEO、ロバート・ブライアント氏は次のように述べている。「アクサルタのグローバルイノベーションセンターは、当社のグローバルなリサーチ、製品開発、テクノロジーイニシアチブの中心的存在となって、世界で最も革新的なコーティング製品を開発し、実現します。カラーテクノロジー、ポリマー化学や配合技術、アプリケーション知識のどれをとっても、グローバルイノベーションセンターが擁する世界最高の能力と人材が、新製品の開発を推進し、お客様の今後の事業成長に必要なソリューションを提供します」
アクサルタのバリー・スナイダー最高技術責任者は次のように述べている。「グローバルイノベーションセンターに勤務する科学者と技術者のチームは、次世代のコーティング製品を開発し、新たに出現する用途のニーズに対応します。規制やお客様の要求によって、さらに技術的に進化した新たなコーティング製品が求められています。燃料節減のために車両には軽量のプラスチックや複合材料がますます使用されるようになり、新しい塗料配合技術が必要とされています。このようなニーズおよびその他のニーズを満たす製品の開発は、グローバルイノベーションセンターとアクサルタが網羅する世界中の研究開発ネットワークの使命です」
この建物は、リバティ・プロパティ/シンテラが所有開発し、エルディ・マクヘンリー氏が設計を担当した。建物の前面は、ネイビーヤードに隣接する歴史地区に保存されている古典的設計を意匠化した建物を連想させる。一方、建物の後面は近隣のロフトや倉庫に似ている。また、建物の前面は2階までガラスのファサードで覆われ、自然光を最大限に取り入れながら、ガラスを傾斜させて光のまぶしさを緩和することで、従業員が西日に当たらないように設計されている。
午前中のテープカット式典は、デラウェア州ニューキャッスルに本拠を置くサービアム・ガールズ・アカデミーの合唱団による国歌斉唱で始まった。アクサルタは、STEM教育に対する取り組みの一環としてサービアムと連携している。
テープカット式典の後、アクサルタは、100人以上の招待客を施設のツアーに招き、グローバルイノベーションセンターを初めて公開した。
* https://youtu.be/oRFekltQSi4にてフィラデルフィアのグローバルイノベーションセンターを視聴可能。