■ OM656
シリンダー配列 直列6気筒
排気量
2927cc
内径×行程 82.0mm×92.3mm
圧縮比 15.5
最高出力 250kW
最大トルク 700Nm
給気方式 ターボチャージャー
カム配置 DOHC
ブロック材 アルミ合金
吸気弁/排気弁数 2/2
バルブ駆動方式 ロッカーアーム
燃料噴射方式 DI
VVT/VVL In/○
ガソリンエンジンとモジュール展開される直6ディーゼル。モジュールなのだがなぜかボア径はガソリン版より1mm少ない。
同排気量のV6・OM642よりボアピッチは16mm削減され、圧縮比は同じ15.5ながら出力は50ps以上アップする模様。シリンダーは鋳鉄からアルミ合金に変わったが、ピストンは逆にアルミからスチールに変更された。熱膨張率がアルミより低いため、高負荷運転時にアルミシリンダーとのクリアランスを充分に採ることができ、フリクションが40~50%低減されるという。
完全な新エンジンだけにRDEへの対応も見据えており、排ガス浄化のための低温燃焼を実現する手段として、ディーゼルエンジンとしては世界初の可変バルブリフト機構CAMTRONICを装備した。EGRは排ガスをターボの上流と下流双方から取得する、高圧&低圧併用タイプ。燃費はOM642比で7%改善されている。