ホンダは、中国・広州で開催されている2018年広州モーターショーで、中国専用EV「理念 VE-1」を世界初公開した。理念VE-1は、ホンダと現地メーカー(広州汽車)との合弁会社広汽ホンダの中国向け初のEVである。
TEXT &PHOTO◎CARSTYLING編集部 松永大演
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広汽ホンダの自主ブランドモデルである理念 VE-1は、本田技研科技(中国)有限公司と広汽本田汽車有限公司との共同開発により、中国専用に投入する初の量産EVだ。
理念 VE-1は、ホンダのコンパクトSUVプラットフォームをベースに、高効率なEVユニットを高いパッケージング技術でレイアウトすることで、クラストップレベルの室内空間を実現。また、大容量バッテリーを床下に配置することによる低重心化や、サスペンションの最適化などにより、高い走行安定性を発揮。
リチウムイオン電池の容量は53.6kWh。NEDCモードで340kmの航続距離を持つ。
駆動用モーターは、最大出力120kW、最大トルク280Nm。パワーやトルクの緻密な制御による3つの走行モードを備え、「SPORT EV」として意のままと感じられるようなドライビング性能を実現した。
さらには、ホンダが出資をする中国のカーシェアリング事業会社Reachstar(リーチスター)社のカーシェアリングサービスを通じての活用も、2019年に開始する予定だ。
ホンダは中国でハイブリッド車を含む電動車を2025年までに20車種以上投入する計画だ。