ブランドや車種の個性が表れるのは、デザインやメカニズムだけとは限らない。例えば、収納スペースもそのひとつ。ユーザーが少しでも使いやすいように創意工夫が凝らされている。そのこだわりをチェックしてみた。
初代モデルが登場したのは平成元年にあたる1989年のこと。軽量を活かした機敏な走りは世界中から支持を集め、スポーツカーが衰退する中で堅実にモデルライフを重ねてきた。現行モデルは2015年に登場し、通算で4代目。魂動デザインの内側には1.5L 直4が収まり、6速MTもしくは6速ATが組み合わされ、後輪を駆動させるという初代からの美点が受け継がれている。なお、2016年には幌ではなくハードトップを与えた「ロードスターRF」を追加。「ロードスターRF」のエンジンは2.0Lへとアップしている。
ブラウンのカラーで大人の空間を演出
スポーツカーの内装の定番といえばレッドだが、上質感にこだわった「ロードスターRF」にはシックなブラウンが設定されている。2名という限られた空間にも関わらず、実用性で不満を感じさせないだけの収納スペースが確保されている。