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(動画)レブスピード12月号「織戸学ドラテク講座」の補講(いきなりハイレベル編!? )


レブスピード12月号での巻頭ドラテク講座で紹介している「織戸学 流 バンプタッチ確認ドライビング」。タイヤだけではなく、そしてサスのストロークを制限するバンプラバーの存在と、その潰れる量を残すように意識して走ることが、上達の秘訣だと伝授している。

そのドライビングにより、織戸学選手は2018年の86/BRZレースで、ポイントランキング2位(第8戦終了時)につけている。特に、決勝での安定性だけでなく、タイヤをもたせられることでレース後半での速さが光る。86レース車、そして、指定サスペンションの特性から、特にこのドライビングが重要ということだ。

ゴムまたはウレタンのバンプラバー(写真のオレンジのパーツ)。サスストロークを規制しつつ、第2のバネとしての役割がある

柔らか目なバネレートを使う86レース車と、ストリート車高調での操作はかなり近いものがある。スキルアップに直結する「バンプタッチ確認ドライビング」の内容や、具体的な操作方法については、レブスピードをご参照いただきたい。

と、前置きしたところで、誌面にて紹介しきれなかった「織戸ドラテク論」のその先の内容を、補講として紹介していこう。




動画での説明だが、編集部が取材メモとして撮っているもので、しかもiPhoneでの撮影。とはいえ、世間に出さないのはもったいないので、アップしてしまうことを決定。ブレブレなのはお許しを! 

この取材は織戸学選手が主宰する130R YOKOHAMAにて行った。レーシングシミュレーターでトレーニングができる。

動画の内容はハイレベルなものも含まれる。レブスピード読者は補講として、そうでない方は、86/BRZレースのプロクラスが、どんな状況で接近バトルしているのか垣間見れるのではないだろうか?




では、織戸戦選手の講義をスタートしよう!


まずは、富士スピードウェイ13コーナーと、レクサスコーナーの走り方だ。

織戸流「クリップはポールの2m先」

どちらのコーナーもブラインドコーナーのため、クリップをポールと目印として目掛けて走っているが、結果としてクリップを取れずにラインがはらんでしまうのが悩みのひとが多いだろう。それを織戸選手はこのように指導する。




まず、ポールより2m先をクリップと想定すること。これにより、クルマの向きがこれまで以上にしっかり変わり、出口に向けての姿勢をつくれる。




また、クルマの向きをしっかり変えるために、バンプラバーをタッチさせて(潰しきらずに)しっかりタイヤに荷重をかけて曲げていく。その際には、アクセルを踏まずに待つ、何もしないゾーンがあるという。それは秒単位の場合も! みんなが思っているよりも長い時間だろう。それが、ボトムスピードを殺さずに速く走るための秘訣なのだ。

織戸流「惰性で走る区間とは」

そして、ボトムスピードを上げる走り方では、アクセルを踏むポイントはコーナー後半からでいいと考えるとうまくいく。曲がるまで何もしないで待つ時間を!

織戸流「氷上のような状態で待つ」

大事な13コーナーのアクセルオンの説明の場所、レクサスコーナーでの説明からイメージしてください(動画が切れていてすいません)。

86/BRZレースのプロクラスでは、4輪の限界グリップで走っているので、すぐに操作通りにクルマは反応しない。コーナリング中に曲がるのを待つ表現として、「もうハンドルを切れない状態。氷の上を走っているような状態」で曲がるのを待っているという。その状態で86/BRZレースのプロクラスは、各車その状態で接近バトルしているからスゴイ!

このドライビングについては、織戸選手が主宰する130R YOKOHAMAにて、シミュレーターを使って体験することができる。




質問も多い内容だっただろう。自己のレベルアップを図りたいクラブマンは、是非とも織戸学選手選手に直接指導を受けてみることを勧める。




■130R YOKOHMA 神奈川県横浜市都筑区早渕1-24-16 TEL045-595-9728 http://130r-yokohama.com

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