ブランドや車種の個性が表れるのは、デザインやメカニズムだけとは限らない。例えば、収納スペースもそのひとつ。ユーザーが少しでも使いやすいように創意工夫が凝らされている。そのこだわりをチェックしてみた。
ミニバンの生産終了とバトンタッチするかのように発売されたのが「CX-8」だ。ホイールベースこそ海外で販売されている「CX-9」と共通だが、日本での扱いやすさに配慮して全長と全幅を抑えている。また、3列目シートを設けるのも特徴だ。パワートレーンは2.2ℓディーゼルターボのみ。駆動方式はFFと4WDを設定する。
3列目=緊急用という割り切りは無し
直観的な操作性と楽な姿勢を取れるなど、インテリアは気兼ねなくスッと馴染めるように仕立てられている。エアコンやメーターなどは「CX-5」との共通性を感じるものの、幅広かつ高さのあるセンターコンソールや大型のアームレストで、ワンランク上のゆとりを強調する。6人乗りでは2列目シートが大型アームレストを挟んで左右独立となるなど、SUVでありながらミニバン同様の快適性を誇る(7人乗りも用意)。なお、インテリアカラーは3色(ブラック/ピュアホワイト/ディープレッド)を用意する。