「放置違反金制度」が施行されてすでに12年。従来の駐車違反取り締まりの常識を覆したともいえるこの同制度は、「違反をしても警察に出頭する義務はなく、逆に、出頭すると大損する」という不可思議な制度であることはまちがいない。そしてそれは、すでに世間に知れ渡っていること……と思いきや、なんと、未だに20%近くがその場で素直に警察に出頭しているというのだ!
☆出頭するとこんな目に遭います!
1. 青切符を切られた上に、放置違反金ではなく、反則金を支払わなければいけなくなる。金額は同じだが、反則行為で検挙されちゃう訳だから、当然、運転者としての責任を問われることになり、後日、行政処分(2~3点)を受けなければならない。
2. ゴールド免許だった場合は、次回更新時から通常免許となり、また一般運転者講習(800円)、あるいは違反者講習(1,350円)を受けることになる。(ゴールド免許なら優良運転者講習となり、手数料も500円程度で済む)
3.累積点数があった場合、下手すると免許停止、最悪、免許取り消しもありうる。
4.自動車保険料のゴールド免許割引きを受けられなくなる。
5.切符にサインすることを拒めば、99.5%不起訴になり反則金は免れるものの、行政処分は逃れられない上に、結局、放置違反金の支払い命令が持ち主に届くことになる。
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