プレス機というと、工場を建てる前から文字どおり盤石な基礎を敷き詰めてその上に巨大なスタンピングマシンを設置し、稼働し始めれば低く重く大きなゴウンゴウン……という不気味な音を立て続け黙々と部品を造り続ける──というイメージ。モーターファンフェスタ2018のマツダブースではそんな重厚長大ではなく、ハンドプレスキットによってノベルティを作れる体験コーナーを設けていました。
活版となった判子の組み合わせをプレス機にセットして母材を置き、上面に平板を載せます。
目盛りにして20MPaに差しかかる頃、急にレバーが重くなり始めます。それまで片手でカメラ、片手でストロークなんてやっていたのが厳しくなる。あと10MPaが辛い。
出来上がり。マグネットシートかクリップかを選んで装着します。苦労した(?)だけに喜びもひとしお。大切にします。