福島県浪江町、日産自動車と日産の関連会社のフォーアールエナジー(4R)は、22日、電気自動車「日産リーフ」の使用済バッテリーを再利用し製作した「外灯」を設置するプロジェクト「THE REBORN LIGHT」を発表した。
現在、自動車を取り巻く環境は、日本は勿論、世界的にも本格的なEVへの時代にシフトしている。その変化の過程には、近い将来、バッテリーの多量生産、多量廃棄という問題に直面することが予想される。そこで、東日本大震災からの復興に向けて新しいインフラを必要とする浪江町は、日産と4Rの協力の元、「日産リーフ」の中古バッテリーを再利用するプロジェクトを開始する。
今回、日産と4Rは、ソーラーパネルの発電と「日産リーフ」の中古バッテリーを組み合わせることで、電線やコンセントを全く必要としない、完全オフグリッドで点灯する外灯の製作を実現した。そして浪江町は、これを、外灯を必要とする町内各所に設置するプロジェクト、「THE REBORN LIGHT」を実施する。「THE REBORN LIGHT」は、震災からの復興を進める浪江の町に灯りをもたらし、町民の生活を支援する。
浪江町と日産、4Rは、この「THE REBORN LIGHT」プロジェクトを発端に、今後の浪江町の更なる活性化と新たな産業の誕生を期待する。