ディーラーやカー用品店、整備工場、鈑金塗装工場、ディテーリングショップなどが取り扱う部品・ツール・サービス類の展示会「第16回国際オートアフターマーケットEXPO2018」が3月14日より16日までの3日間、東京ビッグサイトで開催された。その中から、大手部品・材料メーカーのアフターマーケットにおける取り組みや、一般ユーザーがクルマのメンテナンスを受ける際に役立つアイテムをピックアップする。
NGK、NTKの名で知られるセラミック関連製品大手の日本特殊陶業は、かねてより自動車関連の展示会へ精力的に出展しており、同社が主力とするスパークプラグやイグニッションコイル、O2センサーに関する予防整備・予防交換の重要性を啓発し続けている。
今回のIAAEでは主に整備士の来場客向けに、スパークプラグ脱着VR体験と、オシロスコープを用いた新品プラグと劣化プラグとの電圧比較デモを新たに展開した。
同社によれば、スパークプラグを適正なトルク・角度で取り付けていないケースが散見されており、締め付けトルクが強すぎればネジ切れや異常燃焼を起こし、弱すぎればネジの緩みによる端子折損や異常燃焼を起こす原因になっているという。
オシロスコープを用いた新品プラグと劣化プラグとの電圧比較デモでは、プラグが劣化すると電圧のピーク値が高まることを実証。シリンダー内の加圧下では今回披露されたグラフ以上に電圧が高まり、火花が横方向へ逃げてしまうため燃費が悪化することを示していた。