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ヤマハ発動機:4ストローク船外機 「FL300B」新発売


ヤマハ発動機は、カウンターローテーションに対応する300馬力の4ストローク船外機「FL300B」を2018年3月1日より発売する。

カウンターローテーションは、船外機の2基掛け時に各々のプロペラ回転方向を変えることで操船の負荷を軽減し、安定した走行性能、加速性能を得ることができるシステム。ヤマハ発動機では1985年に初めて実用化、4ストローク船外機には1999年に発売した「F115A」から採用し、現在は115馬力から350馬力のうち、2基掛けに多用される主要7モデルにおいてカウンターローテーション仕様をラインアップしている。


「FL300B」は、軽量・コンパクト化を実現した高性能4ストローク船外機「F300B」のカウンターローテーション仕様。今後、海外市場のみならず国内市場においても見込まれる船外機搭載艇の大型化、それに伴う高出力船外機の2基掛けの需要に対応するもの。




【FL300B(F300B)の主な特徴】


●軽量・コンパクト・ハイパワーを誇る高性能船外機


・排気量4,169cm3、V型6気筒、DOHC24バルブのパワーユニットを採用し、卓越したパワーとスピード性能、燃費性能を発揮。加えて、クラス最高レベルの軽量・コンパクト化を実現。


・溶射技術を投入した「スリーブレスシリンダー」を採用。軽量化と耐熱性、耐摩耗性、リサイクル性の面などで優れた特性を発揮。


●利便性と優れた燃費性能・環境対応性


・ECMにより、センサーの異常をいち早く警告するばかりでなく、オーバーヒートなどの異常時には、エンジン回転数を引き下げ、運転を継続するセーフシステムを装備。


・「バンク内排気システム」と「ロングインテークマニホールド」の採用により、排気干渉を抑え出力を向上させたほか、「可変カムシャフトタイミング(VCT)」により低中速域のトルク性能が大幅に向上。


・デジタルネットワークシステム「コマンドリンクシステム」に対応。また、好みのアイドリング回転数を設定できる「可変トローリングシステム」を搭載。


・精密に計量した燃料を最適なタイミングで燃焼室に供給する「マルチポイントフュエルインジェクション」を採用し、優れた燃費性能とクリーンな排気を実現。


・ボートに2基のエンジンを搭載する場合、標準の右回転モデル「F300B」と合わせて、カウンターローテーションの左回転モデル「FL300B」を搭載することにより、操船負荷が軽減し、安定した走行性能、加速性能が得られる。




発売日は2018年3月1日、メーカー希望小売価格は「FL300BETX」が231万80000円、「FL300BETU」が234万8000円(ともに消費税別価格、プロペラはオプション)。販売計画は年間30台(国内)。

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