2018年もすでに3月。警察もいよいよ4月から新年度予算に基づいた交通取締を本格稼働させる。注目はやはり、生活道路での交通取り締まりの強化だ。中でも脅威なのは、やはり、生活道路対応の固定式オービスと取り締まりの自由度を極端にアップさせることのできる可搬式移動オービス。そこで、今後の取り締まりの方向性を探ってみた。まずは固定式オービスの動向を予想する!
☆固定式オービス
現在、国内における固定式オービスの設置箇所は約580カ所。大きく分けて、以下の6種類が全国で稼働している。
1.センシスSSS(レーダー式)
センシスSSSの詳細はこちら!「ZONE30」の話題はこちら!2.LHシステム(ループコイル式)
LHシステムの怖さはこちら!3.LSシステム(ループコイル式)
LSの脅威はこちら!4.Hシステム(レーダー式)
続々と撤去されているHシステム。一時は日本中のオービスの半数を超える勢いで増殖したが、今では約190機(阪神高速に設置されている元祖Hシステムは除く)と、ここ数年で100機以上が姿を消している。製造元である三菱電機が製造&販売を中止しているため、もちろん、今後は減数の一途をたどることになる。が、積雪地帯では路面変化の影響を受けやすいループコイル式に代えることが難しいため、特に76機(一般道のすべて)が設置されている北海道の動向に注目だ。
Hシステムって何? という人はこちら!5.L型(ループコイル式)
オービスの元祖、USAのロッキード社が開発し、日本の東京航空計器がパテント生産し始めてからすでに40年以上が経つが、まだまだ現役、いまだに全国で100機以上が生息している。さらに、最近、導入されている進化版(写真右)は、銀塩式のカメラがデジタル式に、また、従来は持っていなかった中央装置との無線通信機能がきっちり導入されている。内蔵されるカメラの数こそ違うが、まさに性能はLSクラス(通信機能は有線)というわけだ。
今後、導入されるのは、当然、このデジタル版ということになる。初期型の欠点(フイルム切れ、要回収)がすべて解消されているので、目立たないという利点が思う存分、発揮されることは間違いない。初期型はすでにダミーと化しているケースが多いが、コイツは間違いなく生きている。なめると酷い目に遭います。
L型が侮れない理由はこちら!6.R型(レーダー式)
次回は、みんなが気になる非定置式スピード取り締まり編!
オービスの種類の詳細や最新交通取り締まり情報はこちら!