カーナビゲーションを始めとするカーエレクトロニクスのトップブランド・ALPINE。そのALPINEが2018年コンセプトのもとに進化した"ALPINE STYLE"カスタマイズカーを発表。その進化とは?(PHOTO&REPORT:大家 伝)
HARRIER turbo 2WD ELEGANCE
【仕様】エクステリア●フロントハーフスポイラー、コーナーダクト・カメラパッケージ、サイドステップ、ウェルカムライト、リアハーフスポイラー、フロントグリル、リアウイング、エキゾースト、サスペンション(推奨パーツ)、ホイール、タイヤ(推奨パーツ)、ルーフトップラッピング(推奨パーツ)/インテリア●シートカバー、フロアマット、ステアリング/カーエレクトロニクス●ナビゲーション、ETC、リアビジョン、リアスピーカー、サブウーファー、電子ルームミラー(参考出品)、ライティングスカッフプレート(参考出品)、パワーバックゲート(参考出品)、フロントスピーカー(参考出品)
カーエレクトロニクスブランドの手掛けるカスタマイズカーとして完成車両の販売まで行い、旋風を巻き起こしたALPINE。その2018年バージョンのコンセプトなどを、マーケティング推進部・コミュニケーショングループの佐藤さんにうかがった。
ALPINEの手掛けるカスタマイズカー自体は2017年の東京オートサロンでデビューしているので、ご記憶されている方もいるだろう。これは"ALPINE STYLE"カスタマイズカーとされ、車種専用エンターテインメントシステムに加えてシートカバーやステアリングなどのインテリアパーツ、エアロダイナミクスパーツやホイールなどのエクステリアパーツを組み付けたスペシャルモデルである。デビュー後は「お客様だけのとっておきの1台」として熱い支持も得ているという。
さて、そこで今回発表となった2018年バージョンにも注目が集まるのは必至といえるだろう。佐藤さんによると「ALPINEの製品はすべて車種専用で、汎用品はないんです。そこまで専用にするなら、クルマそのものもアルパインスタイルにならないのかという声から、昨年カスタマイズカーを作りました。我々がやるからにはシックな中にも存在感のあるものを目指そうということで取り組んだワケですが、今度は実際に買っていただいたお客様からは『カッコ良さは伝わった。派手過ぎずにシンプルでいいんだけども、ALPINEがメーカーとして作る意味、意図はどんなところにあるのか?』という声が届いたんです。そうした市場の反応に応えるという部分も含めたのが今回の展示です」と話す。
2017年のデザインコンセプトはスポーツ、スパルタン、シャープ、シンプル、スマートという5つの「S」に基づいたものだったというが、2018年はこれにセーフティの「S」を加えて"「5S」+「1S」"に進化。フロントのエアロダイナミクスに、左前方の死角をカバーするコーナーカメラをビルトイン。安全、安心の機能を、ALPINEらしいシンプルでスポーティなスタイリングに融合させている。さらに夜間や暗い場所での乗り降りをサポートするウェルカムライトも装備するなど、ドライバーやパッセンジャーには嬉しい進化を果たしたといえそうだ。
「2018年のコンセプトを盛り込んだ目玉がこちらの2台で、新型ハリアーと新型ヴォクシーになります。どちらもセーフティという観点から、ドライバーの死角となる左前方にカメラを設置しました。好評をいただいているカメラの機能を盛り込み死角をカバーすることが、カーエレクトロニクスのALPINEがやるセーフティコンセプトの具現化であるということなんです」と佐藤さん。
なお今回出展したクルマは参考出品であり、仕様などは決定ではないとのこと。来場者の声によって最終決定し、2018年版の販売車両の仕様に反映していく予定である。東京オートサロン2018が閉幕したことで、いっそう2018年版のデビューとその仕様に期待が高まるというものだ。【北ホール9】
VOXY ZS ガソリン 7人乗り 2WD
【仕様】エクステリア●フロントハーフスポイラー、コーナーダクト・カメラパッケージ、サイドステップ、ウェルカムライト、リアハーフスポイラー、フロントサイドコーナーカメラ、エキゾースト、サスペンション(推奨パーツ)、ホイール、タイヤ(推奨パーツ)、ルーフトップラッピング(推奨パーツ)/インテリア●シートカバー、フロアマット、ステアリング/カーエレクトロニクス●ナビゲーション、ドライブレコーダー、ETC、リアビジョン、スペースクリエーター、マルチビューバックカメラ、サイドカメラ、フロントスピーカー、リアスピーカー、フットセンサースイッチ(参考出品)