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NVIDIA/ZF/Baidu:中国市場に向けたAI 自動運転車用コンピューターを業界で初発表


NVIDIA、ZF、Baiduは10日、 中国向けに設計された量産対応の AI 自動運転車プラットフォームを開発中であることを発表した。

CES2018の開幕前に開催されたプレスカンファレンスで、NVIDIAの創業者兼CEOであるジェンスン・フアン氏(Jensen Huang)は、このコラボレーションが新しいNVIDIADRIVEXavier、ZFの新しいProAI車載コンピューター、大量生産を目的とした自動運転製品であるBaiduのApolloPilotに基づいていることを明かした。




フアン氏は次のように述べている。




「NVIDIAとBaiduは、過去数年にわたり、ディープラーニングとAIの大幅な進歩において、共に先駆的な役割を果たしてきました。そして今、ZFと共に、私たちは中国向けに業界初のAI自動運転車コンピューティングプラットフォームを開発しました」




中国は、世界の乗用車市場の30%を占めている。3社は、この膨大な機会を捉えるため、各社固有のテクノロジを互いに連携させた。




今四半期に提供されるNVIDIA DRIVE Xavierは、この機能的に安全なシステムの中核をなす自律型マシン用プロセッサー。世界で最も複雑で高度なSoC(System-on-a-chip)であるこのプロセッサーは、わずか30ワットの消費電力で30TOPS(毎秒1兆演算)のディープラーニング演算を実行できる。極端に高い効率性に加え、Xavierによって、多くの異なるタイプのセンサーに対する豊富かつ多様な入出力接続が可能になる。




世界上位の自動車サプライヤーの1社としてドイツに本社を構えるZFは、車載コンピューターとセンサーのシステム統合に関する専門知識を提供。ZFの新しいXavierベースのProAIは、複数のカメラ、ライダー、レーダーからの入力を処理し、自動車の周囲の360度ビューを描画し、高解像度マップ上に自動車を配置して、交通状況の中で安全な経路を見つける。




ZF Friedrichshafen AGの先進エンジニアリング担当上級副社長であるトルステン・ゴリュースキー(Torsten Gollewski)氏は、次のように述べている。




「拡張可能なモジュール式のアプローチを取っているため、当社は、NVIDIA DRIVE Xavierに基づいて新しいProAIをアップグレードし、Baidu Apollo Pilotと統合することができます。当社の第2世代のZF ProAIは、それに応じてカスタマイズでき、実装用に利用可能であるXavierに合わせて拡張できます」




BaiduのApolloオープン自動運転プラットフォームは、自動運転車のすべての主要な機能をサポートする包括的かつセキュアで、信頼性の高いオールインワンソリューションを提供する。Apollo Pilotは、大量生産を目的とした自動運転用製品であり、安全、経済的、かつ快適な自動運転エクスペリエンスを提供します。これは、Baiduのテクノロジと、中国人ユーザーの運転行動からの洞察に基づいて構築された。




Baiduのインテリジェント運転グループ担当の副社長兼ゼネラルマネージャーであるツェニュー・リ(Zhenyu Li)氏は、次のように述べている。




「NVIDIAのAIスーパーコンピューティングアーキテクチャーは、センサーからの膨大なデータをリアルタイムで処理し、当社の高解像度デジタルマップ上で自動車を位置付けることができるため、当社の自動運転アプリケーションに最適です。当社は、自動運転車の大量生産を加速することを目的として、車載チップを開発するためNVIDIAと協力してきました」




このソリューションは、中国の自動車メーカーだけでなく、中国で事業の展開を計画しているあらゆる自動車メーカー向けに作成される。これは、スーパーレベル2の自動運転機能からレベル5の完全な自動運転まで拡張することができる。NVIDIA、ZF、BaiduのAI自動運転テクノロジを利用した量産車は、2020年から中国の道路を走る見込み。

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