ここ数年“ブーム”と言われるほどの盛り上がりを見せるタイムアタックシーン。国内のシーズンが始まる前のこの時期に毎年注目を集めるイベンとがWTAC(ワールド・タイム・アタック・チャレンジ)。シドニーモータースポーツパークを舞台に、世界の強者立ちが集まる盛大なイベント、世界最速決定戦だ。
オーストラリアのWTACは大激戦!!
2017年の大会でも 1秒以上大会レコードが更新された
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ファイヤー安藤、初の世界戦で魔の洗礼に!!
ドラッグからタイムアタックに転向し、瞬く間にその頭角を現した四国・香川の風雲児ファイヤー安藤。日本国内でもトップアタッカーとしての地位を確立、世界に挑んだ。
気合い一発の性格を持つアタッカーだけに、ミラクルの期待もかかったが、初の世界戦は甘くなかった。
ギヤ比の選択ミスで加速は精彩に欠け、マイナートラブルが重なりセッティングもままならない中、初日の後半にはエンジンの圧縮までなくなりモーターチェンジ。
さらに、夜間に積み替え作業のハズが、イベント運営スタッフの伝達ミスで夜間作業が認められず、決勝2日目の午前中にあたる2スティントを失ってしまった。
エンジン換装が終了した後の本格アタックと考えていた、最終セッションでは、アタックに選んだタイミングが悪くベストタイムと思われた1分26秒964はダブルチェッカーの判定となり認定されず。それでも、プロクラス5位のポジションで初遠征を終えた。
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不本意ながらFR最速賞を獲得!!
北海道から2年連続でWTAC、オープンクラスに参戦したクロカワ・テツヒロ。昨年の経験が活かし、チーム運営も安定したが、エンジンの調子が整わず練習日からあせりに襲われる。
決勝初日を終えてから、現地ショップにシャーシダイナモを借りてチェックしたところ、エキマニとインタークーラー配管にクラックが発見された。最終日にやっと車両の本調子を出すことができた。
結果はオープンクラス7位、クラス内FR最速としてトロフィーを得たが、目標はオープンクラス優勝だっただけに表彰式では笑顔が出せず!?
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