三菱ふそうは、10月27日から一般公開となる「第45回東京モーターショー2017」に、コンセプトモデルの大型電気トラック「Vision One」や世界初の量産電気トラック「eCanter」などを出展する。
Vision One(コンセプトモデル)
三菱ふそうが思い描く未来のe-Truckを象徴する大型電気トラック。斬新なスタイリングと、EV駆動によるゼロエミッション、商用車としての経済性などを高い次元で融合し、輸送のさらなる可能性を追求している。
eCanter
電気トラック(e-Truck)の先駆者として、三菱ふそうが開発した世界初となる量産型電気トラック。フルEV駆動とすることで排ガスの出さないゼロエミッションと、駆動音を低減したゼロノイズを両立している。展示車両には補助充電用のソーラーパネルも装備する。
■主要諸元 ■
●電気駆動システム
・モーター最高出力:129kW
・モーター最大トルク:390N・m
・バッテリー:リチウムイオン電池(6個)
・バッテリー容量:13.8kWh
●航続距離:100km以上
●充電時間:1.3時間(直流急速充電時)/9時間(交流230V)
●乗車定員:3名
●最大積載量:3,600kg
●車両総重量:7,500kg
Super Great
21年ぶりにフルモデルチェンジを果たした緒方トラック。次世代エンジンと独自のAMT(機械式自動トランスミッション)「ShiftPilot(シフトパイロット)」によって走りのグレードを向上。快適性に優れる新型コックピットなどを採用するフラッグシップモデル。展示車両は海上コンテナ輸送などを行うFR-Pセミトラクタとなる。
■主要諸元 ■
●車両型式 2RG-FP74HDR3YKV□
●エンジン型式:6R20(T3)
●エンジン排気量:10.7L
●エンジン最高出力:315kW(428PS)/1,600rpm
●エンジン最大トルク:2,100N・m(214kgf・m)/1,100 rpm
●トランスミッション:12段ShiftPilot
●サスペンション:リヤエアサス
●架装カプラ:FUSO純正カプラ
●第5輪荷重:11.5t(新基準仕様)
●乗車定員:2名
●排出ガス規制/その他:平成28年排出ガス規制適合、燃費基準+10%達成
Aero Queen(大型観光バス仕様)
約10年ぶりに大きな仕様変更が施された大型観光バス。流麗なスタイリングはそのままに、新世代エンジンと独自AMT(機械式自動トランスミッション)「ShiftPilot(シフトパイロット)」による快適な走りに加えて、先進安全システムも搭載。ShiftPilotは、国内大型観光バスでは初めての採用となり、乗務員の運転負担を大きく軽減する。
■主要諸元 ■
●車両型式 2TG-MS06GP□
●エンジン型式:6S10(T2)
●エンジン排気量:7.7L
●エンジン最高出力:280kW(381PS)/2,200rpm
●エンジン最大トルク:1,400N・m(142kgf・m)/1,200~1,600 rpm
●トランスミッション:8段ShiftPilot
●サスペンション:前後ともエアサス
●排出ガス規制/その他:平成28年排出ガス規制適合、燃費基準+15%達成