GKNドライブラインは、パナソニック・ジャガーレーシングと複数年のパートナーシップに合意した。公式のパートナーシップは、12月2日に香港で始まるフォーミュラEシーズン4(2017-18)に先立って、IAAフランクフルト・モーターショーで発表された。
自動車メーカー、特にドイツメーカーの相次ぐ参戦で注目を集めるフォーミュラE。その動きは、サプライヤーにも波及している。シェフラーはアウディのフォーミュラEチームと密な関係があるし、その他のバッテリー、モーター、その他のパーツのサプライヤーもフォーミュラEへの参入を図っている。
ドイツの大手サプライヤーのGKNドライブラインは、パナソニック・ジャガーレーシングのフォーミュラEマシンであるI-TYPEにドライブシャフトとデファレンシャルを供給する。
GKNとジャガーの関わり合いの歴史は古い。
1935年に最初のジャガーのサルーンにドライブシャフトを供給したことに始まっている。現在も、ハイパフォーマンス等速ジョイントやインテリジェントな全輪駆動システムなどを供給している。
モータースポーツの歴史も古い。
半世紀前にル・マン24時間で優勝したフォードGT40のサイドシャフトを供給していたのは、GKNだ。コリン・マクレーがドライブしてWRCでチャンピオンを獲得したスバルのドライブシャフト、プロペラシャフト、等速ジョイントはGKN製だった。