ロングセラービッグスクーターシリーズ、スカイウェイブの後継機として、2017年8月4日に発売が開始された「バーグマン400」。新設計ボディは、重さもサイズも250ccクラスと同等レベル。スクーター通勤歴10年の編集部員のインプレッションでは、400ccクラスの大排気量車の宿命でもあった鈍重さを感じることなく、気負わずに走れることがわかった。
かつてビッグスクーターブームの一角を担った、スカイウェイブ400が発売されたのは1998年。同年に先立って発売されたスカイウェイブ250と共通のボディに、トルクフルな400ccエンジンを搭載し、ツーリングスクーターとしての地位を確立。2006年のモデルチェンジ(デザイン変更、エンジン出力アップ)を経て、その存在を確固たるものとした。
そんな熟成を重ねてきたスカイウェイブ400が2017年夏、バーグマン400として生まれ変わった。
そもそもユーロ圏では、スズキの大排気量スクーターは、「バーグマン」の名で販売されており、ボディデザインも日本のスカイウェイブとはちょっと異なるユーロチックな味付け。2014年から日本で発売されているバーグマン200も、元々はユーロ市場をメインターゲットとしたモデルである。
バーグマン400の基本コンセプトは、「エレガント アスリート」。4輪の「バーグマン・クーペ」を彷彿とさせるスリムでスポーティなボディデザインと、快適性・実用性を高い次元でバランスさせているのが特徴だ。
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■■SPECIFICATIONS■■
・全長×全幅×全高 2235×765×1350mm
・ホイールベース 1580mm
・シート高 755mm
・車両重量 215kg
・エンジン種類 水冷4ストDOHC単気筒
・排気量 399cc
・ボア×ストローク 81.0mm×77.6mm
・最高出力 31ps/6300rpm
・最大トルク 3.7kgm/4800rpm
・燃料タンク容量 13L
・燃費 25.0km/l(WMTCモード)
・トランスミッション Vベルト無段変速
・ブレーキ(前)ダブルディスク(ABS) (後)ディスク(ABS)
・タイヤ(前)120/70-15 (後)150/70-13