米大リーグ機構は27日、来年3月の第6回WBCで日本国内の試合中継権をネットフリックスと独占契約したことについて、日刊スポーツに見解を示した。
ネットフリックスの独占中継となり、地上波の放送が消滅した。ニュース番組のハイライト映像は地上波でもあるが、試合中継はディレイでもネットフリックスに限られる。野球振興の視点から逆行していないかという質問に対し「スポーツやライブイベントの視聴スタイルは大きく変化しており、特に若い世代を中心にファンが試合を観戦する方法として配信はますます一般的になっています」。「ファンの皆さまはいつでもどこでも（ライブでもオンデマンドでも）柔軟に視聴することが可能になります。ライブ配信の素晴らしいところですが、世界各地の異なるタイムゾーンで開催されるイベントにおいても、ファンは自分の都合に合わせて試合をライブまたは好きな時間に楽しむことができます」とした。
過去のWBCでは、大会前に強化試合が組まれていた。こちらの放送権は「今回の契約に強化試合は含まれていません」とした。
米国内での放送権は「未発表」とし「アメリカでのメディアライツは、日本と別で交渉しております」と状況を説明した。【斎藤直樹】
