久々にアルファロメオらしいモデルが日本に上陸した! 往年の名作”ジュリア”と名付けられたこのモデルは、同社の未来を担うフラッグシップサルーン。156や159の流れを汲むだけに日本のアルフィスタにとっては待望の上陸だろう。無論、ドイツ勢に飽きた人には新世界を体感できるはず。その内容をご紹介しよう。
■GIULIA(受注生産モデル)
スタンダードグレードの「ジュリア」は、プレミアムサルーンに求められるスポーティかつ上質な走りや快適性を実現。パワートレインは、2ℓ直列4気筒マルチエアツインスクロールターボエンジン(200ps)に8速ATを組み合わせる。 装備は、バイキセノンヘッドライトをはじめ17インチアロイホイール、レザーシート、6ウェイパワーシート、車載インフォテインメントシステム「Connectシステム」などが標準。“すべてのモデルが高水準”とするジュリアの思想を反映した、充実した内容を誇る。
■GIULIA SUPER
「ジュリア スーパー」は、イタリア車に期待される上質さを存分に満たすラグジュアリーグレード。パワートレインはGIULIAと共通の2ℓターボエンジン+8速ATで、足回まわりには18インチアロイホイールを装備する。装備は、プレミアムレザーシート、ステッチ付のレザーインストルメントパネル/ドアパネル、ウォールナット/グレイオークのウッドパネルなどによりワンランク上の上質感をもつ。さらにharman/kardon製プレミアムオーディオシステムを装備し、音響性能もグレードアップしている。
■GIULIA VELOCE
「ジュリア ヴェローチェ」は、上質さと高次元の走りを両立したスポーティグレード。エンジン最高出力は280psにまで高められ、刺激的なドライビングをもたらす。さらにシリーズで唯一、4輪駆動システムを採用し、あらゆる環境下で安定した操縦安定性を発揮するという。装備は専用バンパーや18インチアロイホイール、スポーツレザーシート、アルミインテリアパネルなどにより、スポーティ感が演出。パワーアップに伴い、ブレーキ性能も強化されている。
■GIULIA QUADRIFOGLIO
ジュリアのラインアップの頂点に君臨する「ジュリア クアドリフォリオ」は、2.9ℓ V6ツインターボエンジンを搭載し、510psの圧倒的なパワーを誇るハイエンドモデル。0-100km/h加速は3.9秒、最高速度307km/hを誇り、2016年に独ニュルブルクリンク北コースで当時の4ドアセダン世界最速記録の7分32秒を樹立した。装備は、アクティブエアロスプリッターやトルクベクタリング、前後異サイズの19インチワイドタイヤ、ヴェローチェよりさらに大型化したブレーキシステムなど専用の空力・足回り装備に加え、カーボンエンジンフードやカーボンルーフパネルを採用することで、3.0kg/ps未満という世界トップレベルのパワーウェイトレシオを実現。プレミアムセグメントの高性能モデルをも圧倒するパフォーマンスを誇る。
■LINE-UP & PRICE【アルファロメオ・ジュリアの試乗記事はこちら】
GIULIA (受注生産):4,460,000円(2ℓ直4ターボ/200ps&330Nm/RWD)
GIULIA SUPER :5,430,000円(2ℓ直4ターボ/200ps&330Nm/RWD)
GIULIA VELOCE:5,970,000円(2ℓ直4ターボ/280ps&400Nm/4WD)
GIULIA QUADRIFOGLIO:11,320,000円(2.9ℓ V6ツインターボ/510ps&600Nm/RWD)