
巨人OBで読売ジャイアンツ女子チームの監督を務める宮本和知氏(61)が4日、BS日テレ「深層NEWS」に出演し、3日に亡くなった巨人終身名誉監督の長嶋茂雄さんとの思い出などを語った。
長嶋茂雄さんといえば、松井秀喜氏を4番に育てるために立てた「1000日計画」は有名な話。松井氏と長嶋さんのマンツーマン指導について、宮本氏は「2人できりでやってる姿というのは見ることはできなかったです。ただ、松井秀喜のバットスイング、そのスイングの音で調子がわかるというね。聞くところによると、ヤンキースに行ってからも国際電話で調子が悪い時にそこで振ってみろと言われて、松井は受話器の近くでブンって振って、今の状態が長嶋さんにはわかるとおっしゃってましたね」と話した。
自宅に弔問で訪れた松井氏が「生前、約束したこともあります。お話することはできませんが、その約束を果たしたい」と話したことについて、宮本氏は「こういうことを言う松井秀喜は初めてですね。こういうことは一切、口を閉ざすタイプなんですよね。だから、それだけ長嶋さんと最後、2時間ご一緒にいたということなんで、そういったことをやらないといけないんだと思わせた2時間だったかもしれないですし、そこで2人の中で誓い合ったかもしれないですし」と話した。
慎重に言葉を選びながら、宮本氏は「ただ、僕としてはあまり知りたくないですね。これは楽しみにしたいし、ある程度ね、例えば監督なのかと想像はできますけど、それ以外のことかもしれないですし、今後のジャイアンツなのか、プロ野球界なのかっていう、そういったことを楽しみにしたいなと思いますね」と話した。