エンジンのライフサイクルというのは長いものだと思っていました。
だから同時期のモデルには横断搭載されるし、時期を越えても継続採用されます。
ところが、新型N-BOXに新しいエンジンが積まれるというアナウンスがされました。
軽自動車なら先代N-BOX登場時に現れた軽自動車用エンジンが当時の新型だったはず。
2011年からわずか6年。新しいエンジンの特徴をながめてきました。
webの世界ではそれとなく、ホンダの軽自動車用エンジンが変わるらしいよという話が聞こえていました。理由はなんだかいろいろ言われていて、でもS07Aと称するそのエンジンが登場したのは2011年のこと。EARTH DREAMS TECHNOLOGYの最小排気量ユニットとして華々しく登場しただけに、強く記憶に刷り込まれていたそれは、自然吸気/ターボ過給の2仕様を早くもそろえてNシリーズに次々と搭載されていただけに、代替されるとはまったく考えていませんでした。
ところが、本日2017年8月31日に発表された新型N-BOXには新しいエンジンが。まさかの新型の登場、S07Bというのがその名称です。
普通に考えれば、わずか6年で「いま活躍しているエンジンを総取り替え」というのは驚きです。しかもS型は軽自動車用、つまり日本国内でしか搭載がないエンジンです。いったいなぜこのような決断を下したのでしょうか。
利得はいろいろ挙げられるとおり。だけどやっぱり気になるのは、わずか6年で新しくしたという事実です。S07Aでは達成できない何かがあったからこそ、とんでもない手間をかけて切り替わったのは想像できまして、それがなぜなのか機会があったらぜひお訊きしてみたいです。
いずれにせよ、世界有数のロングストローク型エンジンが日本から、しかも日本でしか買えないモデルに搭載されるというのはなんだか誇らしい気分。実際の試乗がとても楽しみです。