JR西日本グループでは、「大阪環状線改造プロジェクト」をスタートし、イメージアップと満足度の向上を図るため様々な施策を展開しており、モデル駅として全面改良を進めている森ノ宮駅が5月29日にリニューアルオープンを迎え、記念式典を開催した。
森ノ宮駅は北西に大阪城公園が広がり緑豊かなエリアであり、駅近くにはかつてカササギの住む森があったことから由来する森之宮神社があることから、駅改良にあたっては森をコンセプトとして、駅や商業施設の空間構成を行った。
記念式典では、柏木陸照大阪市中央区長、森本万喜子大阪市東成区長、奥野隆司大阪市城東区長、OCT大阪工業技術専門学校の前原拡詞氏、国広敏彦JR西日本執行役員近畿統括本部大阪支社長、松宮一郎JR西日本森ノ宮駅長の6名によってテープカットを行い、リニューアルを祝った。
駅の発車メロディー「森のくまさん」を導入し、熊本県産米「森のくまさん」のPRを兼ね、熊本県しあわせ部長兼営業部長代理の「くまモン」が駆けつけた。
式典終了後には駅改札口付近では記念イベントを実施、「くまモン」が来場し、会場を盛り上げてくれた。
JR西日本と大阪市では、大阪環状線の課題を発掘し、沿線地域の活性化に向けた取り組みを進めていくことを目的に「大阪市専修学校・各種学校連携プロジェクト×大阪環状線コラボレーション事業」を進めてきた。
今回完成する箇所は外壁緑化、駅1階コンコースに24時間営業のコンビニエンスストアと書店とベーカリーカフェの3店舗がオープン、駅1階コンコースにタッチ式デジタルサイネージとホーム上から大阪城が臨める城見エリアを新設した。
来年度には大阪環状線に新型車両「323系」を投入する予定となっている。
