知って得する知っ得! 026
インパネおよびダッシュボード編
知っているようで実はきちんと理解していなかったようなドレスアップにまつわる話を深堀りして紹介する。
知っ得コーナー。
今回も引き続き内装のお話 その3 インパネおよびダッシュボード編
内装のドレスアップとして人気のインパネおよびダッシュボード周りについてみていこう。
インパネ(ダッシュボードを含む)には保安基準の規定がある
衝突時、乗車人員の頭部などに傷害を与える恐れのあるものはダメなのと、運転者の前方認識不良になる
ものもダメになっている。ここから察するに、ダッシュボードの上に後から付けたナビのモニターや
追加メーターは前方を見えにくくするからダメな可能性があるし、助手席前のテーブルなどは衝突時、
乗車人員の頭部に損傷を与える恐れがあるからダメということになる。
実際のところ?
保安基準の規定をそのまま解釈すればインパネまわりには何も置けない?と思ってしまいがちだが
細かいことをいいだすときりがなく、同様の判断をすればエアコンの吹き出し口に装着したドリンクホルダー
などもインパネ(ダッシュボード)から突出しているので危険と判断されてもおかしくないということになる。
だが、実際にドリンクホルダーで車検がNGになったというのは聞いたことがない。
インパネ(ダッシュボード)まわりに物を装着すること自体がNGということではないのだ。
(shittoku1_2)
写真はマツダCX-3の内装だがナビモニターがダッシュ上にあるが高さは運転席から見たとき、ダッシュ上線と
同じくらいにセットされている。これならOKというわけだ。
車検の際は怪しいものは取り外し固定方法にも注意しよう
インパネ(ダッシュボード)周りに設置できる基準は理解できたが実際に車検の際はどうだろう?
装着するものによって明確にOK、NGが定められているようではないので検査官の判断でNGされる場合
が多い。例えば私の周りではピラーやダッシュボードに装着した追加メーターなどはOKだった事例がほとんどで
助手席のテーブルがNGになったケースが多い。また、固定具合を指摘された例もある。(衝突時に衝撃で
装着物が取り外れる恐れ)車検の時には取付け状態の確認をおこなったり不安な場合は事前の確認をするのが安心だ。