
約束は「監督」が導いてくれる-。元巨人でヤンキースGM付特別アドバイザーの松井秀喜氏(50)が8日、都内で執り行われた長嶋茂雄名誉監督の告別式で弔辞を読んだ。式後、「監督が何を望んでいるか。それも監督に、自分の心の中で聞いてみます。それで答えを出していきたいと思います。先日、『約束』という言葉を使いましたけれど、自分の中でも、うん、何か、これからの自分自身とこれからの監督との対話で、監督が導いてくれるんじゃないかなと思っています」と述べた。
命日の3日の翌4日に米国から緊急帰国し、都内の自宅で長嶋さんと対面。2人だけの時間を過ごした。その際に「生前、約束した事もあります。お話しする事はできませんが、その約束を果たしたい」と誓っていた。
弔辞では幾度も「監督」と呼び掛けた。「私とジャイアンツとの縁、またジャイアンツで過ごした日々、すべてが監督と共に歩んできた道でしたので。『監督』以外ないですよね」とし、「たくさんのことを授けてくださいました。また、たくさんの時間を共有してくださいました。本当に、感謝しかないです。これは紛れもない事実です。ただ自分の心の中では、まだまだね、これからも監督にね、いろいろ問いかけたいな、と。その時に監督に答えてもらわないと、という気持ちがあるので。『ありがとうございます』というよりも、『これからもまた、よろしくお願いします』っていう、私はそういう気持ちでいます」と望んだ。